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夫婦喧嘩が絶えないので夫の好きなところ100個考えてみた

夫婦は一部分を切り取れば《険悪な仲》にも《ラブラブ》にもなる。
だから接客業などで夫婦の一部分だけを聞いて「仲良いんですね〜♪」なんて迂闊に言ってはいけない…サレてからの1年くらい、これを言われてどう反応すれば良いのか分からなくて苦しかったことが何度もある。
最近は「そうですかぁ?」で済ませられるようになったけれど。


私は元々夫のことが大大大好きだった。
大好きすぎて夫の悪いところは自分のせいだと思ってしまっていた。
親の反対を押し切って結婚したので、親に夫の愚痴を言ったことも無かった。

そんな私が、サレてからは夫の悪口を言えるようになった。
高校生の頃から私の悩みを聞いてきた大親友からは
「今まで洗脳されてるのかと思ってた。やっと目が覚めたんだね」
なんて言われてしまうほどだ。


夫には良いところが沢山ある。
《他の旦那さんがなかなか出来ないこと》を沢山してくれる。
だからネットでモテるんだろうなと思う。


それは夫自身も分かってるところで、不倫を繰り返した理由として
「他の女の人は俺のこと凄く素敵な旦那さんだとチヤホヤしてくれるのに
ココロからは冷たく扱われて寂しかった」
と言っていた。
そんな夫に私はこう返した。
その人と半年一緒に暮らしてごらんよ逃げ出すから。」
裏切りを知った怒りホヤホヤの当時のワタクシ、なかなか辛辣である。

悪いところも《私に一途な夫》だから許せてきたのに
《一途じゃない夫》を知ってしまって、私の中で色々と崩壊したのだ。

私がこんなセリフを言われたら「やり直して」なんて絶対言えない。
夫自身が自分を振り返って反省したから「最後のチャンスをくれ」と言ったんだと思う。



さて、今回の記事は、こちらのnoteを読んで書いてみようと思った。


で、夫の好きなところをスプレッドシートに書き出してみた。
60個くらいはスラスラ出てきた。
あとは視点を変えて3日間かけて考えた。
思いつく度に書き足していて、今105個になった。

「そんなに好きなところ出てこないよ!」という人は、視点を変えてみると良いと思う。
例えば私が後半で書いたものは
・タバコを吸わない
・貧乏ゆすりをしない
・クチャラーじゃない
とかそんなもんで、食事処で他の旦那さんを見ていて「嫌だなー」と思うことを《しない》ということも好きなところである。

逆に、私からすると一般的には《最低限出来て当たり前》と思うようなことでも、出来ているなら《好きなところ》に入れていただきたいと思う。(夫が出来てないので)
・お風呂にちゃんと入る
・毎日歯を磨く
・キレても暴言・暴力を振るわない
・規則正しい生活をする
などなど。

《当たり前》と思っているところに気づき、感謝する。
それが好きなところを100個考えることの効能だと思う。




私はこの《好きなところリスト》をここには書かないし、夫にも見せるつもりはない。
「俺もっとこういうところ評価してほしい」
とか文句言われそうだから。


ただ、リストを書いてみて思ったのは

夫、私のことメチャクチャ好きだな

ということと

私は《私のことを好きな夫》が好きなのだ
ということ。


結婚期間だけでも17年、交際期間を含めると24年も経っているというのに
夫の行動は「新婚さんですか?」というほどのラブラブぶりなのだ。




再構築と言いながら、私はずっと《構築》どころか《破壊》しようとしてきたんだと思う。
夫が私のことを愛してるということが信じられなくて
私の代わりはいくらでもいるんだって思ってしまって
常に夫を監視して評価して
喧嘩する度に
「ほら、やっぱりダメじゃん」
っていうことを再確認して
「ダメならさっさと別れようよ、時間の無駄だし」
という思考になっていた。


サレ妻側が離婚を何度もチラつかせて、疲れたシタ夫側から離婚を申し出るという話はよく聞く。それは自分勝手のようにも思えるが、無理も無いことだと思う。
再構築はお互いに苦しい。とても難しいことなのだ。


でも今の夫は、絶対に自分からは私を離そうとはしない。
「ココロが耐えられないなら離婚しても良いよ」とは言うが、
「俺の人生にココロは絶対に必要だし、ココロがいない人生なんて他にどんな自由が手に入ろうと俺にとっては価値が無い。二人一緒が大前提。」
と一貫して主張している。
どんなに喧嘩ばかりの日々で疲れ果てようと、意思は全く変わらない。
それほど、私を失う恐怖を強く味わったということだ。

私には全く理解できないが
夫にとって私は世界一価値のある女性なのだ。

私は《大好きな夫》がどんどん消えていくのが怖かった。
実際、サレたことをキッカケに《夫の好きなところ》は大幅に減った。
夫を好きだと思えない自分が悲しかった。
でも私の中から消えた《好き》の分、夫が私を好きでいてくれる
そして私は、そんな夫を好きだと思える。


だからといって、夫の悪いところが無くなるわけではない。
喧嘩も無くなるわけじゃない。
でも24年一緒にいても、こんなにハッキリと言葉でも行動でも私への愛を示してくれる夫との関係を、わざわざ破壊する必要はないのではないか?
別れるときは、きっとわざわざ破壊しようとしなくても、自然と壊れるものだ。
それまでの間は《夫が私を愛してる》ということを素直に認めて、《愛されている私》をもっと素直に楽しんで良いのではないかと思った。
《夫が私を愛してる》ということを私が分かっていれば、防げた喧嘩も沢山あった。ここを分かっていれば、今後無駄な喧嘩は大幅に減らせると思う。


これからは「仲良いんですね〜♪」と言われたら
「そうですね」と答えていこうかな。



公開後、珈琲次郎さんの「仲良し夫婦サークル」企画に参加させていただきました。


読んでくださった人に何か学びのあるnoteにしたいと思っていて、毎回情熱を込めて書いています。ほんの少しでもサポートしていただけると、もっとnoteを楽しく続けられます!