季節の花を楽しむ
yurumutoki本屋のおすすめ本 ⑥
「小さな庭で季節の花あそび」
by 前田満見さん
寒い一日となりましたね。私が住むエリアは、なかなか雪が降らないのですが、さすがに小雪が舞っていました。お住まいのエリアによっては、大雪警報が出たり、凍結したり・・・どうぞ、気を付けてお過ごしください。
さて、ひさしぶりのyurumutoki本屋です。
今回ご紹介するのは、前田満見さんの素敵なガーデンがたくさん掲載されている一冊です。ガーデニング雑誌「BISES(ビズ)」で連載されていたものを一冊にまとめて出版されたものです。
春夏秋冬、一年を通して、ご自宅のお庭で様々な花を育て、花がある風景や、その楽しみ方、暮らしのしつらえなどを素敵な写真と共にご紹介されいているんです。和と洋を上手く組み合わせたお住まいは、なんとも心地よい”気”が流れていて、写真を見えているだけで、とっても癒されます。
実際、お庭を拝見したことがあるのですが、一年に一度、すべての草花を伐採されるそうです。「もったいない!」と素人は思ってしまうのですが、1年楽しんだ後は、またどんな花を植えようか?とお庭を作る工程を考えるのが楽しいんだとか。こぼれ落ちた種が、思わぬところから芽を出して、予期せぬ風景が広がるのも、また楽しいんだそうです。
彼女は、あまり寄せ植えをされないと伺いました。
なぜなら、お花や植物によって、性格や好む条件がそれぞれ違うから。
横に葉を広げるタイプだったり、上に伸びるタイプだったり、小さな花を咲かせる、あるいは大輪を咲かせるタイプだったり、、、植物それぞれに個性があるから、一つの鉢に植えこむと、水をあげるタイミングも違ってくるので、寄せ植えされないんだとか。なるほど! 花とグリーンの葉を寄せ合うことで、引き立つ場合もありますが、そもそも、それぞれが主役なんですよね! 植物学者の牧野富太郎さんをモデルとしたNHK朝ドラ「らんまん」で、主人公を演じた神木隆之介さんが言っていたセリフ、「雑草といつ植物はないから!」
「わたしなんて、何の取り柄もないから。」
「目立たなくて、地味だから。」
「たいした特技もないから。」
なんて、ついつい何でもできる、華やかな友人と比較して自己否定してしまいそうなとき、ぜひこのセリフを思い出して!
あなたしか持っていない、キラリと光る素敵な部分がきっとある!
あ!話がすっかりそれてしまいましたが(笑)、ぜひこの本をご覧になって癒されてください。
小さなプランターですが、我が家もベランダで小さなガーデンを楽しんでみようと、今から春までゆっくり計画してみます♪