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くぐり抜けるからわかること。


夏の暑さと家事でバタバタ動いてて
大分間が空いてしまったけれど、今回書くお話もちょいと前の話。


誕生日を迎える1ヶ月も前。
たまにどうしようもなく色々悶々した時。
私は本屋さんで哲学の本のコーナーに寄ることがある。

最近気づいたのだけれど
私は人の世界に触れるのは好きだけれど
だからと言って自己啓発系ばっかでもなく、ジャンルは様々。


それは漫画だったり。
はたまた、絵本だったり、小説だったり。


どの世界にも色んな気づきがあって面白い。
どのジャンルにも色んな発見があって、見つけるたびに
心がウズウズする。


そう。だからどっちかっていうと
私はどこにいても、新しい刺激がある方が好き。



そんな中で哲学の世界に触れたくなる瞬間は
私が、今生きるこの世界で、色んなことがつまらなくなった時。


そんな時に出会ったのがこちら。



中身を見たわけではなくて
「くぐり抜ける」という発想がすごく面白いなと思った。


私は本を買うかどうかは
最初の始まりの部分を見てから決めるのだけれど
とっても読みやすかったので、気にしていたら同居人が
「じゃぁ早い誕生日だけど…」といつもより値段はするのにプレゼントしてくれた。


でも読み終えるまでは
これも大分時間がかかってしまった。


ほんと
いつも何かしら買ってもらうこともあるというのに
毎回読むのがゆっくりだなぁ、と思いつつ。


だけど実際
哲学の世界は一部触れただけじゃ理解に至らない世界だなぁとは
常々思う。


小学校の頃に「ソフィの世界」という本に出逢ったけれど
あの頃は半分しか読めなかった。
(しかもあの頃、言葉の意味を私は半分以上も理解してなかった。)


哲学の本は何度も何度も読み込むことで
理解するんだろうなぁと個人的に思う。


この本で言うのであれば
あちこち試行錯誤して自分なりに実践して、失敗して
また違う形で実践して、失敗して…と

色んなやり方を経験して、その「くぐり抜けた」その先に
私なりの出口が見えるのかな……と。


実は読み切ったけど
まだまだこれの「理解」には至ってないんだよね。


だけど
私の中では新しい視点、と考え方に出逢えたので
読み終えた時に



最近経験してきたどのやり方よりも
なんかシクっとくるなぁ、と個人的に感じた。


読んで良かった。
そうじゃなきゃきっと自分の暗闇の中にいるだけだ。



私は
自分の持病でもあるSLEに対して
まだまだトンネルの中で試行錯誤している最中だ。

特に夏はまだまだ日焼けが怖い。
胸がキュッとなる感覚を必死にヨシヨシしながら歩いている。


いつまで〇〇を見ているの?


と、時々言われることもある。


前の私はそれを言われるたびに悔しかった。
好きで口にしているんじゃない。
私だって…。


何度も思った。


だけどネットの世界で文字のやり取りしかなかった時代から生きてきた私からすれば
言葉で伝え続けることに意味のないことはない、って思ってる。


だから悔しくても口にする。
私はウジウジするためにこれを発してるんじゃないんだ。


「私は、こんな人なんです」


そう伝えるために言っている。


だけど嫌われることも多い。
敬遠されることもしばしばだ。


それでもくぐり抜けた先に私らしい答えがあると信じて
不器用な自分なりにやってみようと思う。


そういえば
少し前に見つけた新しい「ソフィの世界」
今読んだら、世界が違うだろうか?


また探してみよう、と
最近ふと思ったので次の気晴らしは本屋かな。



今日はとりとめのない、そんな日記。


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