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【摂食障害】感情がなくなって取り戻した方法
こんにちは。摂食障害相談室主宰のみほです。
(プロフィールはこちらから)
今日は、摂食障害で私の感情がなくなったお話と、感情を取り戻した方法をお伝えします。
感情がなくなったお話
生きているのに死んでいるようだった
私は教員志望だったので、大学4年生の時、中学校の教育実習がありました。
中学校実習前は、過食で苦しんでいましたが、
教育実習中は、全く症状が出ずに終えることができました。
「私、摂食障害治ったのかな?」
「このままうまくいくかも!」
と思い、ルンルン気分でいました。
ですが、大学生活に戻るにつれて、だんだんと体が重くなり、しばらくすると体が動かなくなりました。
そして感情もわからず、ただただベッドの上で寝ることしかできませんでした。
呆然と天井を見上げて、寝転がるだけ。体が全く動かない。感情が何も湧かない。ただ、なぜか涙が流れる。
生きているのに、死んでいるような感覚でした。
動くのは、トイレやお風呂のみ。重い体を引きずって、やっとの思いで動いていました。
いつ起きて、いつ寝ているのかよくわからない。
食事も乱れて訳もわからず過食or拒食の日々。心身共にボロボロでした。
なぜ感情がなくなったのか?
今だからわかりますが、当時は実習ということで、気が張っていてアドレナリンがガンガンに出ていたのだと思います。
栄養ドリンクも毎日のように飲んでいたので、興奮状態が続いていて、無理矢理、心身を動かしていたのです。
そんな状態が続けば、いつか心身は壊れます。
心や体の声を無視し続けたり、我慢し続けたりすれば、何かしらの症状がSOSとして現れます。
私は心の声を完全に無視して頑張り続けた結果、感情がわからなくなってしまったのです。
感情を取り戻した方法
摂食障害克服者によるカウンセリング
そこから、摂食障害克服者によるカウンセリングを受け始めました。
摂食障害を経験しているカウンセラーだったので、安心して自己開示することができましたし、アドバイスもとても的確でした。
アドバイスを実践するうちに、だんだんと気持ちがゆるまり、感情を取り戻すことができたのです。
具体的に、どんなことをしたの?
まずは、思う存分休みました。
そして、やるべきことは本当に最低限しかしない。
甘えること、頼ることを許し、
ゴロゴロダラダラする自分を許し、
ゼミや授業も最低限こなせばOKとしました。
不安や心配もあるけれど、ボロボロの心身では何もできない。
頭では「まだできる」「どうにかしなきゃ」と思っていても
心と体は「休みたい」が本音だったから、素直に従うことにしました。
自分に対して屈服、降参、諦め、開き直り等の気持ちでした。
「この期間だけは、休むと決めて自由に過ごしてみよう」
「一旦、実験してどうなるか試してみよう」
そして、いつ寝ていつ起きて、いつ何を食べてもいいから、とことん休むことを許しました。
心がざわつく情報や、人からはとことん離れる。
安心できる人としか過ごさない。
そうやって、自分の心身を大切にしていると、だんだんと力が湧いてきて「つまらないな〜」「何かしたいな〜」「これやってみようかな〜」という感情が沸いてきたのです。
まとめ
・心の声を無視し続ければ、いつか感情は無くなってしまう(わからなくなってしまう)
・まずは思う存分心を休ませる
・やるべきことは最低限でOK
・安心する人、情報のみを取り入れて、その他からは離れる
とにかく自分にとって優しい行動、声かけをしてみてください。
少しでも参考になれば嬉しいです!
近々、ご相談(メッセージ、音声)を開始しますので、お楽しみにお待ちください^^