【都道府県シリーズvol.5】栃木県:プロローグ
都道府県別に地形と地質の特徴をザックリ見ていくシリーズ。
第5弾は栃木県になりました!
栃木県の全体像
栃木県と言えば宇都宮の餃子でしょうか?(笑)
私が中学生当時の仙台市では、中学生の修学旅行先の定番は、日光、華厳の滝ですね。
山が多そうと言う、漠然としたイメージがあります。
さて地形図を見てみましょう。
スーパー地形(カシミール3D)より抜粋
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト)
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。
イメージよりも平野部が多い印象です。
確かに南東部は関東平野の一部で、市街地が広がっていますよね。
大きく見ると、東の茨城県との間の山地、中央を南北に貫く平原~台地の地域、西側の高山地域といった雰囲気です。
平地と山地のコントラストが際立ちますね。
それにしても西側には茶色で示される高い山々が迫力あります。
またいつものごとく、私なりの地形区分を見てみて下さい!
これまでと同様に土地の高さの違いで色分けしています。
青色:標高10数m~100mくらいの平野を中心とする地域。
緑色:標高100m~500mくらいの平地~中山間地域。
茶色:標高150m~800mくらいの山地を中心とする地域。
赤色:標高800m~2000m超の高い山を中心とする地域。
ここからさらに、地形の特徴や地域で分けたら全部で10か所です。⑩の平野部は分割しようとおもいましたが、はっきりした特徴が見当たらず。
以下でそれぞれの区分に属する市町村を紹介します。
栃木県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。
そして、のちのちの記事のリンクを貼っていくと便利ですよね。(※私の仕事か笑)
都道府県シリーズ:「栃木県」のインデックス
①:西部高山地域
日光市西部高山地域、鹿沼市および佐野市の西端部高山地域。
☟この地域の記事
②:北西部高山地域
日光市北東部の高山地域、那須塩原市西部の高山地域。
矢板市北西の高山地域、塩谷町北部、那須町北西部、
③:中央最北部の平坦~中山間地域(那須野が原北部)
那須塩原市東部北東端の中山間地域、那須町中部。
④:中央北部の平坦地域(那須野が原南部)
那須塩原市東部の平坦地域、大田原市西部の平坦地域。
⑤:北東部の山間地域
那須町南東部、大田原市東部、那珂川町東部山間地域。
那須烏山市東部、茂木町北東部の山間地域。
⑥:中央やや北より~東部の平坦~中山間地域
塩谷町東部、矢板市東部、大田原市南西部の中山間地域。
那珂川町西部、さくら市北東部、那須烏山市西部、市貝(いちかい)町中~北部、茂木町中部、益子(ましこ)町北東部の平坦~中山間地域。
⑦:南東部の山間地域
茂木町南部、益子町南東部の山間地域。
⑧:中央部の平坦~中山間地域
日光市東端部、鹿沼市東部、宇都宮市中~北部、塩谷町南東部、市貝町南西部の平坦~中山間地域。
さくら市西部の平坦地域。高瀬沢町の全域。
芳賀町西部、真岡市(もおかし)中部の丘陵地。
⑨:中央北西~南西部の山間地域
塩谷町南部の平坦~山間地域、日光市中部の平地~中山間地域。
栃木市西部、佐野市北部、足利市北部の山間地域。
⑩:南東部平坦地域
宇都宮市南部、栃木市南東部、佐野市南部、足利市南部、芳賀町東部、益子町西部の平坦地域。真岡市のほぼ全域。
上三川(かみのかわ)町、下野(しもつけ)市、小山市、野木町、壬生(みぶ)町の全域。
今回は、ここまで。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けしたい思います。
お読みいただき、ありがとうございました。