読書メモ。FP夫婦がやっている子どもへの金銭教育
夫婦どちらもファイナンシャルプランナーって最強だな…と思いつつ、子どもとどういう風にお金について話をしているのか、経験談も踏まえながら詳しく書かれている良書です。
ちなみにお子さんは6人いらっしゃるそうです。
(家計のやりくりの仕方とかも聞きたい…!)
「子どもが10歳になったら投資をさせなさい」(横山光昭)
最初は、「投資」とタイトルに付いているので積み立てNISAとか投資の話ばかりなのかな?と思いましたが、(もちろん投資の話も載っているけど)
お小遣いのこととか、もっと身近なお金の話が載っているところが、参考になりとてもよかった!
具体的には…
・お小遣いの額や、何歳から渡しているか
・お年玉の使い方
・子供用の貯金口座について
・お小遣い帳について
・大学からの学費のこと
・アルバイトをいつから許可するか
・カードをいつから使わせるか
・月1回子どもたちとオープンにお金の話をする「家族マネー会議」のやり方
・子どもに旅行や外出の予算を立ててもらう
そうそう!そういうのが知りたかったの!!という感じ。笑
FPのお友達と、普通に生活のことを喋ってるような感覚というか。
6人育てている経験値から、10歳からお小遣いを渡しているとのことなので、子どもがそのくらいの年齢になったらまた読みたいな。
元々不安に思っていた部分が解消
今読んだおかげで、お金に関する不安が解消できた部分もあるので(まだ産まれてもないけどw)、産休中の読書にもおすすめです。
ちなみに私が元々不安だった部分は…
・クレジットカードの使い方
→高校生からデビットカードを持たせて、少しずつカードの使い方に慣れさせる。
いきなりクレジットカードを持たせるのはリスクがある。
(私も大学生で初めて作ったクレジットカードで、意味もよくわからずリボ払い使ったりしてた…。そういうことも防げそう)
・お小遣いはいくらあげるか?
→著者の家庭では、小学3年生から500円で、学年が上がると小学生のうちは100円ずつ上がる仕組み。
FPの方が経験値から教えてくれるのってありがたい…!
・お金やネットを適切に使ってほしい
→自分の子供時代とは違い、今はSNSやネットが発達して、子どもたちが危険なお金の罠にはまりやすくなっていると思います。
痩せたり綺麗になったりする薬が安く買えたり、簡単に稼げる方法が配信される広告だったり、前澤さんはさておき、怪しい人がやってるお金のバラマキとか…。
そういうものにハマらないように、著者がやっている「家族マネー会議」のようにお金の話をする機会を設けて、お金に対するリテラシーを長い期間をかけて高めていくのがよいかな、と個人的に思います。
子どもに投資をやらせるか?
また、投資については、子どもにもやらせるのであれば、大人が投資や世界経済について勉強するのは必須だと思いました。
今の自分だと、積み立てNISAはやっているけど、世界経済について詳しいことを聞かれても答えられないレベル。
ちゃんと教えられないと、知識のないままリスクの高いFXとかを始めてしまうかもしれないし…。
(リスクを踏まえた上で知識がある方がやるのは勿論良いと思うんですが)
著者は、FXとかは「ギャンブル」だという言い方をしています。
そういった理由から、子どもが小さいうちから投資をやらせるというのは自分はやらないかもしれません。
やるとしても積み立てNISAやiDeCoで、せめて中学生か高校生からかなぁと思っています。