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対人不安。わたしの場合

悩んできたことや原因、15年間出口を見つけるまでどのように対処したのか書いていきたいと思います。

何に悩んできた?

  • 人と話すのが怖くて過度に緊張する。(悩みの50%)

  • 自分の言っていることが間違っている気がする。(30%)

  • 考えがまとまらない。(20%)

とにかく人の目が怖い!人と話すのが怖い!と思っていました。一番は「人が怖い」で、他の悩みはそれぞれ絡み合っています。

根本には人に嫌われたくない、愛されたいというのがあって(誰しもそうですよね)、自分が何か間違ったことを言って人に嫌われるんじゃないか、馬鹿にされるんじゃないかと思うと、人と話すのも怖くなってくる。。話している間、恐怖で他のことが考えられなくなっているから、考えがまとまらない・・・・

一番酷かった時は、仲のいい友達、親、姉も怖くて、目が泳いだり、泳いでることに動揺してまたパニックになって、、で、仕事でもプライベートでもそんな状態だから生きているのが本当に辛いと思っていました。

いつから?原因は?

人と話すことが「嫌な時があるな」と思い始めたのは、大学生の頃からでした。あまり仲良くない友人グループで話すとき、気まずくて居心地が悪かったり、なんとなく苦手な人との会話は極端に避けていました。ですが好きな友人とのおしゃべりは楽しかったですし、好き・嫌いは激しいものの、まだ人が怖くてパニックになるということはありませんでした。

好きな人とだけ付き合ってきた私が完全にノックアウトされたのは、社会人になってからでした。

私が配属されたのは営業で、そこは新人がほとんどいない部署でした。初めて接する自分とは年齢の離れた上司、先輩・・。一番年が近くて35歳でした。(今考えたらそんなに離れてない・・)社会の常識も知らず、どう振舞ってよいかもわからず、しかもずっと関西で育ってきたのに、関東配属で文化も違うで、気が合いそうな人はいませんでした。(今思えば、仕事だから仲良くならなくても、適度に付き合って行けばいいと思いますが、その頃はその距離感も分からなかったんだと思います。)

そんな感じで始まった社会人ですが、うまく振る舞えない上に、よく分からないミスをする、仕事が大雑把・・で、会社でちょっと浮いた存在になってしまいました。

横に座ろうとすると、荷物を置かれる。実家に帰省した時に買ってきたお土産を渡すと「ぶらく」と書いてあったのをみて、「あなたの実家は部落なの?」と言われる。(これは許されないことですよね)などなど、何度トイレで泣いたか分かりません。

そんな経験をしていても、自分の何が「致命的に」悪いのかが分からなかったんですよね。何か気に触ることを言ってしまうのか、態度がいけないのか、配慮が足りないのか・・分からないまま、どんどん孤立していって、精神的にも限界がきていました。

そして配属されて2年で、「自分のどこが悪いかが分からないけれど、人を嫌な気にさせてしまうんだ」「人と話すと嫌われてしまう」という恐怖心と不安でいっぱいになり、ついに精神科の門を叩きました・・。

その後

精神科に受診したものの、その後も恐怖心と戦いながら15年間会社に勤めました。

そうです。精神科に行ったのに、15年間も治らなかったんです。しかも、波はあるものの、恐怖心は大きくなる一方で、一時はうつにもなりました。だから、自分で治すしかないと思ったんです。

こんな状態だった私も、あの時では考えられないほど平穏な精神状態を得られるようになりました。「精神的に辛い→精神科に行く」それも一択だと思います。それですっかり良くなる方もたくさんいらっしゃいます。一方で良くならない方もいらっしゃいます。そんな方々に、「こんな治し方もあるよ」というのを、私の体験を交えてシェアできたらと思います。


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