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私が「舞いあがれ!」の大河内教官に惚れてしまうワケ

12/13(火)放送のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」(51)(52)笑顔のフライト、とても見ごたえがありました。
なんてったって、吉川晃司さん演じる大河内教官がかっこいい!

教官としての仕事、その存在感の描き方がお見事!と思ったからです。

あれ?
・・・そういえば、これまでの大河内教官の周囲の評価は対照的でした。
怖い
厳しい
「サンダー大河内」と生徒から恐れられている存在。
でも、それはあくまで「表面的な」評価だったのです。

決して正解は言わない大河内教官

壁にぶつかり、日々の訓練に必死で大切なものを見失っている舞。
舞の言動から「何か」に気付いていた大河内教官。
決して正解は言わない。
舞自身に考えさせている。

大河内教官の声質は低い。
落ち着いたトーンだが力強さを感じる。
決して高圧的ではなく、舞の感情を逆なでしたり委縮させない・・・

もし、教官が大声で、感情的な声掛けだったらどうだろう?
舞は無事に着陸できたのだろうか・・・
そう思うと、とても考えさせられます。

「人として大切にしたいこと」を貫く大河内教官

思わず呟いてしまった(笑)
大河内教官語録・・・

大河内教官のふるまいをみると、
「人として大切にしたいこと」
この価値観を貫き、自分から行動しています。

決して言動でコントロールしようとするのではなく、
「人として大切にしたいこと」を考えることに集中し、
教官としての役割を実行していたのだ・・・と。

「自分が陥っている現状」を声掛けで舞に気づかせ、
どうすれば乗り越えられるかを舞に考えさせる
その一連の流れを実行し、相手をごく自然に導いている指導者でした。

大河内教官から感じるエンカレッジ教育の心得

「人としてこうありたい」を私に教えてくれた大河内教官。
かっこいい・・・

何か課題や悩みがあったとき、代わりにしてあげるのがヘルプです。
大河内教官はの手法は異なりました。
相手を励まし、どうすればやれるのかを一緒に考え、実行できるように見守るサポートでした。
この教育手法はエンカレッジ(encourage)教育と呼ばれているそうです。

"エンカレッジ(encourage)とは「勇気づける」「励ます」という意味で、学生のやる気を引き出し、サポートする教育手法がエンカレッジ教育と呼ばれる。"

”エンカレッジ教育においては、講師はヘルプではなく、サポートに徹します。例えば何か課題や悩みがあったとき、代わりにしてあげるのがヘルプです。それに対して、君ならできる、やってみようと励まし、どうすればやれるのかを考え、実行できるように応援するのがサポートです。その結果、自己の可能性に気づくとともに、応援してくれた周囲への感謝もできるようになるのです”

引用:Report(7) エンカレッジ教育 大阪国際大学 より
https://berd.benesse.jp/berd/center/open/dai/between/2003/10/bet19828.html


これからの多様で複雑な社会には
大河内教官のようなエンカレッジ教育が
フィットするような感じがしました。

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