イギリスのコロナ事情：4月12日にロックダウン緩和が決定！全国民に無料で週2回の迅速検査キットの提供も😄【全文無料】
イースターマンデーで祝日だった今日（2021年4月5日）、ジョンソン首相から、イングランドの今後のロックダウン緩和に関する発表が行われました。以前の記事でイギリスは4段階のロックダウン緩和を計画しているとお知らせしましたが、その「ステージ2」への移行が予定通り4月12日に実施されることが決定。
まさに春にふさわしいというか復活祭（イースター）らしいというか、コロナが落ち着いてきたイギリスは希望と喜びに満ちています🐣
4月12日に何ができるようになるかと言うと…。
・すべてのショップが再開
・美容院、ビューティーサロンなどが再開
・レストランやパブで飲食が可能（ただし屋外スペースのみ）
・ジム、スパ、動物園、テーマパーク、図書館、コミュニティーセンターが再開
・同じ世帯の人とイングランド内で国内旅行が可能（ただし宿泊はコテージなど、他者と接触のない施設に限る）
・15人以内で結婚式が可能
・30人以内で葬儀が可能
・子どもが屋内のアクティビティに参加可能
・高齢者施設の居住者1人につき2人の訪問者を受け入れ可能
今回の目玉はずばり3つ。まずは、美容院再開！！！😭😭😭以前にも書いたかもしれませんが、これは本当に多くの人がロックダウン中に苦しんでいたところです。髪をこざっぱりとカットして、好きな色に染めたりパーマをかけたりするだけでめちゃめちゃ気分って変わりますもんね。
次にレストランやパブでの飲食再開（屋外のみ）。イギリスではたとえばフランスほど飲食店のテラスが一般的ではないのですが、コロナ禍になってからは店外にテーブルを用意するお店も増えました。そろそろ暖かくなってくるのでひさびさに友達と会って1杯とか、のんびり食事とかたまらないでしょう。
3つ目は国内旅行の再開。わたしも利用したことがありますが、イングランドの田舎のコテージで過ごすのはなかなか素敵なものです。ミュージアムなどはまだ開いていないので活動は限られるものの、近隣のビーチや景勝地を訪れたり、単に自宅でないところでのんびりしたりするだけでもリフレッシュできそう✨
ステージ2にスムーズに進めた理由は、以下の4つの条件を満たしたから。
①ワクチン接種がスムーズに進んでいる
②ワクチン接種によって入院者数と死亡者数が抑えられている
③入院者数がNHS（国民保健サービス）を逼迫する危険性がない
④危険な変異株による脅威がない
とくにワクチン接種については特筆すべきであり、約3,150万人がすでに1回目の接種を受けています。イギリスの総人口は約6,789万人なので、50％に迫る勢い。
「ワクチンの実際の効き目は？」という疑問もありましたが、今日の政府からの発表によると、80歳以上の人が米ファイザー製または英アストラゼネカ製のワクチンを1回接種した場合、ワクチン未接種のグループに比べて症状が出る人が60％減、入院者が80％減というデータが。1回でこの数字なので、2回受けるとさらに効果がアップします。
次の疑問は「効果はいつまで続くの？」ですが、これはまだしばらく観察が必要そうですね。
注目のワクチンパスポートに関しては、少なくとも「ステージ2とステージ3では使用する予定はない」とのことでした。
その代わりというわけではありませんが、今週金曜日（4月9日）から、イングランドに住む人全員に対して無料で週2回分の迅速検査キットが配布されることが決まりました。自宅で自己採取で検査を行い、30分で結果を確認。陽性反応が出れば（擬陽性の可能性もあるので）同居家族も含めてあらためてPCR検査を受けるという流れです。
全員がこれを定期的に真面目にやればコロナをかなり追い詰められそうな気がしますが、イギリスは自由でマイペースな人が多いのでそれは求めすぎというものでしょう😆個人的には、友達と会う前や劇場に行く前に陰性を確認してから出られるのは良いなぁと。
わたしは昨年10月初め～今年の3月末までは日本に滞在して気晴らしができていたわけですが…。イギリス人の友達によると今回の3度目のロックダウンは本当に長くて、そもそも冬季は気が滅入るしメンタルがやられた…という人が多かったです。
そんな辛い日々の癒しとなったのがガーデニング。マンション住まいでベランダがない人でも観葉植物を育てるなどして「屋内ガーデニング」として緑とのふれあいを楽しむ日々を送ってきました。わたしの友人でもお庭に新しい木を植えた人や家庭菜園を始めたという人が何人も🌳🌷
そして今は日が長くなって寒さも和らぎ、さらにコロナの状況も落ち着いてきたため、最初に書いた通りまさにムードは春爛漫。年末年始のイギリスは本当に厳しい状況でハラハラさせられたものの、今は一息つけてあちこちで笑顔が広がっています😊
なお、今週と来週には「イングランドからの海外旅行」に関する新システムや日程が発表される予定。またその頃にニュースをお届けしますね～♪
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