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イギリスでの留学・就職・移住に逆風⁉ビザ申請費用とNHS利用費が大幅アップに【全文無料】

今日はイギリスからホットなニュースをお届けします!渡英を考えていらっしゃる方はぜひご一読ください😌

今までも高かった、渡英にともなう費用

日本からイギリスに留学や移住などをする方がまず驚かれるのが、ビザ申請にともなうコストの高さでしょう。

たとえば、外国人が配偶者ビザを取得する場合、日本でのビザ申請費はなんとゼロ円。許可が出た後に4,000円を支払うだけです。提出書類も、戸籍謄本や住民票などの取得費がかかる程度で、金銭的に大きな負担を感じることはありません。申請条件も非常にゆるいものです。

一方でイギリスの場合、同じ配偶者ビザの申請費が1,538ポンド(約28万円)。提出書類をそろえるために語学試験も受ける必要があります(この受験費用がまた高い…)。さらに、イギリスにいる側の滞在者の収入が年間18,600(約340万円)以上といった条件もつくため、どのカップルでもイギリスに住めるわけではないのです💦

さらに、ヘルスケアワーカーや外交官などを除くほとんどの渡英者は、NHSのサービス利用料(IHS)として滞在1年ごとに624ポンド(約11万円)を、ビザ取得時に支払う必要があります。とはいえ、日本でも国民健康保険料として年間170,296円の支払いが求められるため、実質的にはイギリスの方が安価なのですが、渡英前に一括払いという点が厳しかったのです。

政府が昨日、大幅増額を発表して話題に

そんなわけで、今までも移住者からはたっぷりとお金を搾り取っていたイギリス政府ですが…。昨日(2023年7月13日)、リシ・スナク首相が「ビザ申請費とNHSのサービス利用料(IHS)の大幅な値上げ」を宣言。これによる収入は10億ポンド(約1,800億円)以上(!)。

この増益分をどうするかというと、数か月にわたり激しいストを繰り広げてきた、イギリスの公共セクターの賃上げ分に充てるという計画なんですね。つまり、国内で増税をするとまた不人気になるからそれは考えず、これからイギリスに来る人たちに金銭的に頼ろうという。ある意味で、さすがイギリスと言える政策なのです。

なお、このニュースはインドやトルコ、ガーナなど、イギリスへの移住者が多いさまざまな国のメディアでも速報として取り上げられています。言うまでもないことですが、同じビザ申請費やIHSでも、自国通貨が弱い国に住む人にとっては場合には、その3倍、5倍の金額を支払う感覚に。つまり、先進国以外からの渡英はますます困難になるのです💰

おそらく倍程度の増額になる見込み

実際に「大幅な値上げ」というのがどの程度の規模であるかは公表されていません。しかし、1週間前に『タイムズ』紙が、NHSのサービス利用料(IHS)は倍増され、年間1,200ポンド(約22万円)になる可能性があると報じています。『タイムズ』紙はかなり信頼性が高いメディアなので、ここから大きく外れることはないかと。

なにしろ、この変革から10億ポンド(約1,800億円)以上の利益を生み出すという構想なので、ビザ申請費も現在の倍くらいに上がると考えておいた方が無難かもしれません。

まとめ:費用の改定時期である春までに渡英した方が安心かも

イギリス政府がこのプランをいつ具体化し、実行に移すかは今のところ不明です。ただし、公共セクターの賃上げ分の資金調達が急務であることを考えると、可及的速やかに実施されることでしょう。とくに可能性が高そうなのは、毎春に行われている各種費用の改定時期での導入。ビザ費用は毎年4月初め、IHSは3月に改定が行われています。2024年のそのタイミングで一気に大幅アップする可能性もあるかと。

たとえば、「今年か来年のどこかのタイミングでの渡英」を考えている方で、費用を節約したい場合にはできるだけ前倒しで実行した方が安心です。他にもいろいろ考える要素があるかと思いますが、もし可能であれば考慮してみてくださいね😄

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