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見る女性、見られる女性~絵画モデルの経験とアート好きの現在から考える「美術館女子」問題~

しばらく前に「美術館女子」というキャンペーンが炎上してウェブ上で削除されたという話題がありました。いろんな切り口があると思いますし、「完全に正しい意見」はきっと存在しないのでしょう。

実はわたしは学生時代に絵画モデルのアルバイトをしていました。つまり、対象として”見られる側”だったわけです。現在では”見る側”として月に数回のペースで展覧会を訪れて、美術館でセルフィーも撮るし、着物を着ているおかげで「アート作品を背景に写真を撮らせてください!」と知らない方にお願いされることも少なからずあります。ロンドンではそれは自然なこと。

そういう経緯があって、あれ、わたしってまあまあ「美術館女子」なんじゃない?と思うのでした。そして、わたしにはその呼称に反発する気持ちはないのです。その理由と、「視覚から得られる快楽」、そして着物関係者なら知っている「着物警察」問題までつらつらと書いてみたいと思いました😊

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