「持続可能で健康的な働き方を」 今日のゆりりん2020.12.14
「持続可能で健康的な働き方を」
今日のゆりりん2020.12.14
コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。
今日は、
佐々木常夫著「リーダーの教養」 ポプラ社 2016
<引用:気になったキーワードなど>
・世のため人のためになるいいものをつくる
・長い目でみればモノカルチャーよりダイバーシティ
・手放す
<読んで考えたゆりりんコメント>
世のため人のためと言えば、
持続可能で健康的な働き方を
御社の事業理念の達成のために
提案していくことと
社会保険労務士として、
私は考えています。
「お客さんの我儘を聞かないとうちは持たない。」
「従業員が少数なので、労働法は関係ない。」
などと言われることもありますが、
それは、本当でしょうか。
お客さんがいても、
働く人がいなくなれば
事業は成立しません。
ひとりでは、
大きな事業は成立しません。
それでも、
働く人がいてくれるのは、
使命感や、
経済的依存があるからで、
でも、そこに甘えていると
いずれ痛い目に遭う。
例えば、
今回のコロナのような災害が起きると
(私は、コロナは災害と考えています。)
解雇・雇い止め・長時間労働による疲弊などで
一気にこれまでの不満が噴出する。
働く人ひとりひとりの働きがいのまえに、
法律上、当然に守られている権利が
守られていない現実がある。
例えば、
休憩が取れない、
年次有給休暇が取れない、
残業代の払いがないなど。
または、
守られているのは正社員の一部だけなど。
一体、いつになったら、
マイナスがゼロになって
積みあがっていくのだろうかと
気が遠くなる。
私は、あくまでも
イーブンの働き方
(公的活動:私的活動=1:1)
を目指したい。
なぜなら、
専業主夫や佐々木氏のように
定時退社して家事をする男性が
圧倒的に少ないため。
それによって
しわ寄せがいくのが女性と子ども。
女性たちが正社員で働けないのは、
フルタイムが残業とセットだから。
こもりびとの再就職も然り。
所定労働時間に仕事が終わり、
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるだろうか
と思う。
今は、
世のため人のためというより、
健康で残業もできる一部の男性のためのもの。
しかも、
その男性たちも一部を除き、
身体もこころも健康そうには見えない。
コロナをチャンスに、
誰もが健康に働ける働き方への改革を
しませんか?
そして、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?
雇用調整助成金の申請の際も
勤怠記録とか給与明細書が
きちんとしていると
申請がスムーズです。
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。
このコロナ第3派を
何とか乗り切りたいものです。
雇用調整助成金を活用して
雇用維持努力をしても
優秀なひとは他者へ再就職するという
ジレンマもありますが、
これまで
雇用調整助成金を活用するまでもなかった事業者も
この第3派も大丈夫とは限りません。
コロナは災害。
企業は人なり。
活用できるものはしっかりと活用して
踏ん張りたいところです。
特例措置も来年2月末まで
延長になりました。
最後に、
小学校休業等対応助成金の
事業主の申請期間の延長を
希望します。
また、
労働者個人申請できるよう政府へ求めます。
学校さえ休校にならなければ、
仕事を休むこともなかったのに、
賃金減が自己責任で終わることには
反対します。
ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里