わたしの思う、強いオンナ
「強いオンナ」というフレーズ、ここ半年くらいのあいだで目にする機会がぐっと増えたように思う。
その背後にはきっと #metoo に後押しされた空気だったり、スタイル抜群で完成度の高いダンスを踊るK-POPアイドルの存在があったりするのだろう。
誰かに守ってもらうことを必要とせず、自分の道を堂々と歩む人はうつくしい。嫌われることを臆せず、自分の言葉で語ることができる人はかっこいい。
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今のこの勢いは心強いし、もっと広がっていけばいいと思っている。
だけどその中で、たまに「ん?」と思ってしまうことがある。それは、こんな言葉にふれたときだ。
「笑顔をふりまくのは媚びている証拠」
「女の子らしい服装は、抑圧されているしるし」
「ピンクを使うなんてジェンダー観が古い」
こんな言葉たち。
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誤解しないでほしい。
「女は愛嬌」なんて言葉は平成に置いていきたいと思っているし、「男ウケ」だけを善とする赤文字ファッション誌が時代遅れだという感覚はもっている。ピンク=女の子の色、だなんてもちろん思っていない。
だけど別に、すべての強いオンナがいわゆる「強い」ファッションをしている必要もないだろう。モノトーンの服を着こなし、笑顔を見せずキリリとしている女性だけが強いわけじゃないはずだ。
ファッションのテイストのひとつとして「ガーリー」なものが好きでも、別にいいじゃないか。スカートだって、甘いピンクだって、ふわふわ巻き髪だって。いいじゃないか。
性格のひとつとして「いつもニコニコ」「穏やか」であってもいいじゃないか。笑顔であることと媚びてることは、けっしてイコールではないはずだ。
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こういう風に思うのは、私のまわりに「かわいくて強いオンナ」たちがいっぱいいるからだ。
彼女たちはよく笑う。誰にでも愛想がよく、いつ会ってもやさしい。そして強い。叶えたい夢があったり、なりたい姿に向かって努力していたり、譲れない強固な意志をもっていたりする。
笑わない女性もかっこいいし、笑う女性もかっこいい。
ほかの人がどう思うと自由だけれど、私はとりあえずそう思ってます。みんな、強くてかわいくてかっこいいぞ。
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