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拝啓アパ社長

読書の秋ですね。
ということで一年に一度は読み返したいバイブルについて書くのである。

ベタ中のベタなのだが、Better is Bestなのである!!

ガチンコで人生を変えた本その名も

『嫌われる勇気』  デデンっ(SE)

あまりにも有名すぎて概要については触れるまでもないがそれだとこの記事がここで終わってしまうので続けよう。
一言でいうとアドラー心理学をわかりやすーく対話形式の物語風でまとめられた本でnot活字中毒者でも読むのは容易い。

アドラー心理学の習得は義務教育


『嫌われる勇気』はお世辞抜きで全人類が必ず読むべき人生の教科書だと思っている。
ガチで義務教育だと思ってるからもしまだ読んだことない人がいたら一刻も早く読むことをお勧めします。
このままだとあんた幼卒だよ。

その理由の一つとしてこの本で解説されているアドラー心理学は習得するのがめっちゃむずいというかめちゃめちゃ時間がかかるということがある。
具体的に言うと習得までにかかると言われている時間はこの本を初めて読んだ年齢の半分だそうだ。

つまり20歳で学んだとしても本当の意味でアドラー心理学を会得したといえるのにはそこから10年かかるのです。
だから読むのは早ければ早いほどいいってわけだ。
そんな七面倒くさい心理学だけど学んだ方が絶対にお得な理由はただ一つ。

この本を読むことで全ての人間関係の悩みは敵じゃなくなるからです!!!

ガチヤバい無敵待ったなしのバイブル!!
ビジネスホテルには今すぐ聖書に代わって『嫌われる勇気』を置きましょう。
そしてまだ読んだことない人は光の速さでポチりましょう。案ずるな、絶対に損はさせない。俺についてこい。

一番言いたいこと先に言います!っていうかこれしか言いません。

アドラー心理学や「嫌われる勇気」の全体概要については有名すぎるし調べればいくらでもでるので興味があったらセルフサーチしておくれ。
私は今回の記事ではたったひとつのことにだけ言及させてもらおう。
決して面倒くさいとかそういう類のアレではない。

嫌われる勇気を読んでいの一番に衝撃を受けたこと。
そしておそらくこれが一番大事なことであろうとわたしが確信していること。
それは

課題の分離

についてです。

課題の分離〜KADAINO BUNRI〜


課題の分離ってなんやねん、って感じだと思うけど
これが人間が生きていく上で人間関係を築いてく上でいっっっっっちばん大事なことであると同時にこれを習得すれば全ての悩みが解決すると言ってもマジで過言じゃない。

が、この課題の分離が出来てない人があまりにも多すぎる。
いや多いなんてもんじゃない!!
もはや出来てる人の方が圧倒的にマイノリティなのです。

冒頭でも言った通りそれだけ難しいことなんよ…

ここからは自慢じゃないと言いたいところだけどプチ自慢なんですが、この課題の分離結構できるようになりました!!!
この本を読んで

うわっ…私の課題、分離してなさすぎ…???
(わかる人にはわかるネタ)

と思ってからそれはもうがむしゃらに頑張り最近肌感覚で8割くらいは出来てる気がする。

課題の分離についてはめちゃめちゃ説明が難しいんですわ。

なんでかというとほとんどの人が生きてて「普通」に「当たり前」にやってることを根本から否定することになっちゃうから、初耳の時にはクエスチョンマークの嵐なんよ。

だからうまく説明できる自信が正直ない。笑

とりあえず例をあげてみよう。

親が子どもに勉強を促しそれに対し子どもが理由を尋ねる
なんていうシーンはみなさんの想像に難くないと思います。

そんなとき親が例えば以下のように応えたとしましょう。

「勉強していい大学に行ったほうが就職に有利だしその方が人生安泰であなたにとっても良いことだから。困ることになるのはあなたですよ。」

この母の言ってることは別に間違いではないし世間一般で言えばそれが当てはまるケースは多いと思います。

でも課題の分離ができてるか否かで言えばできてないのです。

そしてこの親には実はこの言葉を伝える「真の目的」があるのだが、子どもはおろか本人も無意識すぎてそれに気付いていないのです。

勉強も進学もしなくて安定した職にも付けず最終的にフリーターやニートになって苦しい生活を送ったとしてもそれは親の問題ではなくあくまで「子どもの問題」。

つまり極端に言えばその人の行動でその人がどんな結末になろうともそれは「私(親)の問題ではない」ということである。
この考え方を「課題の分離」といいます。


いやいや待てよと。
子供が露頭に迷って「まぁ各々の問題だから仕方ないよね⭐️課題分離してこ⭐️」なんていう親はいないだろう。
むしろそんなことするくらいなら課題の分離なんてできなくてもえーわ!!

と思うかもしれない。

ただしここで強調して問題提起したいのは「課題の分離」をしないことで「真の目的」までも隠してしまうということ。

先ほどの例でいうと「そんな人生を送って困るのはあなたですよ」というニュアンスの言葉。

真の目的

勉強しないと困るということが自分ではなく子どもの問題だ、ということを理解した上でさらに思考を伸ばそう。

子どもの課題だとわかってはいてもそれでも放って置けない。
そんな時は子どもの課題を自分の課題に素直に実直に置き換えてみる。
そうすると「そういう人生を送って困るあなた(子ども)を『私は見たくないし、そうなってほしくないんだ』」ということに気付けるのです。

つまりこのケースの場合は
「そうなって欲しくない」という部分が先ほど触れた無意識に存在する真の目的であって
その真の目的を省いてしまうことこそが課題の未分離によって生まれてしまう過ちなのです。

もちろん子どもを思う親の愛ゆえの発言だというのは重々承知しているがあえて言わせていただこう。

この親はそういう人生を送って子どもが困るってことを決めつけてしまっているのです。
そして同時に子どものそうなる姿を『見たくない』のです。

でも冷静に考えるとそういう人生を送りたい人だっているかもしれないじゃないか。
それを子どもを愛するが故に「そうなって欲しくない」という真の目的を隠してあくまで「あなたのために言ってる」風に装うこと。

繰り返しますがこれこそが
課題の分離ができないことで最終的に起こってしまう過ちなのです。

冷たい人間になる勇気

わたし思うんです。

課題の分離ってめっちゃ大事だしそれを極めることは理想的。
世界中の人間が他人に悪い意味での干渉をせず、わたしはわたし・あなたはあなたと全てを切り離しフラットに生きれれば人間関係は恐ろしいほどに円滑に進むだろう。

でも矛先が大切な人であるほど「課題」を割り切ることって難しいな。とも思っています。

でもどうか一旦無理やりにでも課題を分離してみて欲しいんです。
おそらく自分がなんだかものすごく冷たい人間に感じて戸惑うと思いますが、これは訓練だと思ってやります。
思考をフラットにして、今目の前にある問題は「本当に自分の問題なのか」と問いかけるのです。

自分の問題ではないとわかるだけで割と大半の悩みは解決するものなのです。
これわたしの問題ちゃうやん。悩むだけ無駄無駄ァ!!ってなるから。

だがしかし中にはそれでもモヤモヤが続くこともあるでしょう。
そんなときは次のステップ。
なぜ割り切れないのかを自問してみましょう。

そうすると自ずと「真の目的」が見えてくる。


ここまでいけばもうちょちょいのちょいやで。

その「真の目的」伝えちゃいましょ。

なんも恥ずかしくないし、悪いことじゃないんよ!!
だって自分の素直な気持ちなんだから胸を張って言っちゃいなよ。
勇気を持って『Iメッセージ』を伝えることって大事だよね。

ワシたちは 切っても 切り離せない 関係だぞ

ちなみに先程の例ではわかりやすく説明するために子どもの具体的な年齢設定はあえて省きました。
例えば善悪の区別ややりたいことやるべきことの判断がまだできないような年齢の子にはある程度親を主軸とした促しも必要なケースがあるかもしれない。

けれどそんなときでさえも『最終的な選択権は子どもにある』という余白を持たせた促し方を意識したいものです。

まとめオブまとめ

『嫌われる勇気』には他にも人間関係の悩みを根本から解決するアドラー心理学に基づいた見解が書かれています。
冒頭でもいった通り大多数の人が当たり前にやってきたことを丸ごと否定する記述もたくさんあるのでおそらく最初は戸惑うものばかりでしょう。

でも読めば読むほど正解これしかないやん!!!と思う考え方ばかりです。

どうか1日でも早く全国のホテルの部屋に嫌われる勇気が常設される日がきますように。(アパ社長見てる〜?)

かしこ。

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