電力自由化と地方創生
ある知人から「温暖化をどうにかしたいと思うなら、この映画を観るべき」と薦められたので、見てきました。ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」という映画です。
一言で言うなら「地域創生とエネルギーの話」。
①福島県で原発事故後に立ち上がったご当地電力会社(会津電力、飯舘電力)
②群馬県郡上市石徹白の小水力発電
③秋田県にかほ市の市民風車
④岡山県西粟倉村の「森の学校」木材を使って発電を行う、など
以上四つの事業に取り組む人々が取り上げられています。
特に私の中で一番気になったのが②と④で、キーワードになっているのが【移住者】。移住者が起点となり発電事業などを展開していくというもの。
こういった先進的な事例がモデルケースとなり、他の自治体でも「エネルギー」がキーワードになって地方創生が進んでいけばいいと思います。見学ツアーなども受け入れているようですので、是非。
うーん、でも、私には起業なんて無理…と思った人がほとんどでしょう。
そうした人たちにオススメしたいのが③の事例。この③秋田県にかほ市の事例と関係しているのが「パワーシフトな電力会社」です。
電力の自由化に伴い、契約する電力会社を選べるようになりましたが、再生可能エネルギーによる電気を多く使っている電力会社と契約しようというものです。
どんな電力会社が再生可能エネルギーを多く使っているのかは、こちらのサイトにまとまっています。→パワーシフトキャンペーン
個人的にはいくつか見てみた感じだと、生協系電力が良さげだったんですが(再生可能エネルギーが多いのに、東京電力の従来プランと同じ料金!)組合員限定なのが残念です。。
皆さんも、身近にできる選択から始めてみませんか?
気象予報士 千種ゆり子