続・インドに連れて行って欲しい。
続きを書かないと忘れちゃうので書く事にします。
※トップの画像は、ブログ「インド・サイババへ会いに行く」さんからお借りしました。ありがとうございます。
初インドのA子さん。
騒ぎまくったのですが・・・あまりにも遠く、騒いでも思うようにならないって事がわかったのか? バンガロール到着後からは無口に・・・。(疲れたんだろう。)
ざんばら髪でぐったり・・。そりゃ、そうだわ・・・日本出発から騒いでいたんだもん。
私達は慣れているので、体力温存し荷物管理、貴重品管理をしっかりしつつ、A子さんの管理もする。やたら食べない事。チップをあちこちであげない事。なども伝えつつ・・・ちょっと脅しておいた。
バスに揺られて、プッタパルティにようやく到着すると・・・。
ホッとしたのか?少し笑顔。ようやくお部屋に入れるも・・・大きな倉庫のようなアシュラムで、A子さんはぼーぜん・・・。
「え?ここ?ここに敷物を敷いて座るん??
とにかくどこでもいいから座らせて・・・。」
と・・・居場所を確保し、スーツケースを置く。
※補足・・・大きな倉庫のようなアシュラムは当時、日本円で1泊50円でした。個室になると1泊100円だったので、この時は個室が満室だったんです。
そこから、今度は服を調達しにアシュラム前の洋服屋さんに行く。貴重品だけは絶対に身に着けるようにと伝えお店に。
そこで、色とりどりのパンジャビ(インドの服)やサリーを見ては、笑顔が戻ってきた。これもいいな。あれもいいな。
と・・・ニコニコ。
私達は洋服屋さんに久しぶりの挨拶をして、チャイをごちそうになる(これは毎回の恒例でした。)が・・・A子さんは「飲んでいける?お腹壊さん??」と言いながら、恐る恐る飲んで翌日から下痢に。笑
お水はもちろん、購入したクリスタルカイザーしか飲ませてないですよ。
まぁ、かなりの下痢だったらしく・・・お尻が痛い・・と言ってたなぁ。(私は一回も下痢したことがないので、相当インドが合ってるみたい。)
着替えてアシュラム内を散策し、ダルシャンにつれていく。
彼女にとっては初ダルシャンであり、初ババ様。
心友は「おとなしく待ってくれたらいいよね。」と、またまた客観的。
とにかく静かに待つよう伝え・・・列に並ぶ。30分・・1時間・・ずっと座って待つ。A子さんは、貧乏ゆすり。笑
※いつも1時間半ぐらいは待ってから、ホールの中に入れるのです。
初ダルシャンは、もちろんホールに入れても後ろの方。
音が鳴ってババが出てくると、背筋を伸ばし・・・首を伸ばし・・サイババ様を見ている。後ろのインド人から「見えない!」とクレームが彼女にあったりで・・・チっ!っと舌打ちしつつ睨んでいたが・・・まぁ・・滞在中に変わるだろうと・・私も心友も無視しサイババ様に集中。
見るだけの初回のダルシャンは事なきを得たが・・・。
A子さんは、念願のサイババだったのでえらく感動したようで良かった~。と思ったのです。
疲れから、どこでも寝られる彼女・・・夜は爆睡していました。
お腹が空いたら機嫌が悪くなるA子さん。
食事も外国人向けのキャンティーン(食堂)に行き、欲しいだけお皿に入れてもらえるシステムを説明すると嬉しかったらしく、お腹がパンパンになるまで食べてましたよ~。また食事が美味しいんです!!!
(もちろん下痢の最中も。終わってからもずっとね。)
食べる人は元気になるのも早い!!
下痢が終了したら、いつもの調子が戻って元気!元気!あちこち散策して、日本人、インド人問わず・・・日本語で話しかけておりました~。
とにかく・・・待てないので、ダルシャン前の列に並んで1時間半ぐらい待つ時間だけは苦手みたいでしたねぇ~。
眉間にしわを寄せて・・・「いつまで待つん?まだ?」と・・・最初の数日は聞いてきましたが、その後はこれが当たり前と認識したようで、とりあえず貧乏ゆすりしつつ・・・周りのインド人にメンチ切られながら(貧乏ゆすりが迷惑だったのか?睨まれながら)座っていられるようになりました。笑
慣れてくると・・・3人バラバラの列に並んでみたりするのです。
そして、いつしかA子さんも前の方に座れる事になると・・・さらに感動したのか?(ここは単純で素直)
涙を流しながら手を合わせ、サイババ様を見つめていると・・・あまりの涙に、周りのインド人が自分のサリーで涙を拭いてくれたり、背中をさすってくれたりするのです。ホントに優しい人達でしょう~。
インド人からすると・・・この東洋人は、相当なツライ悩みがあってこんな遠くまで来ているんだろう??と思って親切にしてくれたに違いない。
「良かったね~。優しいインド人だったね~。」
と、ダルシャン後に声をかけると・・・。
「でもな~。その人の服って汚れとったんよ。顔が黒くなってない??」
と・・・。大爆笑しました。
感動しても元の性格は変わらんのやなぁ~。
A子さん・・・街に出ても気になる物があっても食べなくなりました。(下痢するから)その代わり・・・サイババグッズに目が向くのです。
シールやら・・指輪やら、お線香やらに。
案外買って帰ってきてましたよ~。
エアーインディアとダルシャンのおかげで、
「死ぬ~!死にたい!死にに来た!」とはまったく言わなくなりました。
とにかく、誰とでも日本語でしゃべる。(相手が外国人であろうとなかろうと。)そして、なぜか情報を集めてくる。
この能力は素晴らしいです。
プッタパルティは砂漠地帯で乾燥した地なので、日焼けもしてるはず・・・昼間は45℃ぐらいで、風に砂が混ざってるカラカラの風なので、肌がざらっとしてました。喉も粉っぽいのは砂のせいだと思います。
昼間に水シャワー(水しか出ない)をするのですが、あっという間に乾くんですよねぇ~。
夜は急に温度が下がって寒すぎるので・・・15℃ぐらいなのかなぁ??
寒暖の差は大きいですが、何事もなく健康で帰れる事になりました。
帰りも派手で・・・洋服屋さん、周りにいた知らないインド人にも大げさに「さようなら~!!またいつ会えるかわからんけど~!また来ます!!」
なんて心にもない事を言いながら、手を振ってバスに乗り込みます。
もちろん見えなくなると、顔は素に戻ってるから・・・ある意味女優です。
さてさて・・・また帰りも一波乱。
それに、買って帰ってきた指輪が驚くべき事を彼女に与える事になったんです。
あまりにも長いので、今回はここまでにしときますね~。