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6回目はみんな大好き「砂糖」について。

体に悪いとわかっていてもやめられないのが、砂糖。私も大大大好きだったので、やめるまでには相当の時間を要しました。すぐに断ち切るというのは不可能なんです。それも脳の依存を知り、なぜそのように砂糖を欲しがるような状態に無意識になってしまうのか、少しずつですが、頭で考えて理解していけばやめていくことは可能です。そして砂糖をとらなくなれば、びっくりするほど今までの世界が違って見えてくる、と大げさのように聞こえますが、断言できます!←信じるか信じないかはあなた次第ですが。

薬局薬剤師として勤務していた頃、何にでも砂糖をつけないと気がすまない、70代のおじいちゃんに出会いました。ご飯にも砂糖、トマトにも砂糖、全ての食べものに砂糖…😅砂糖がないと物足りないと…案の定、検診にひっかかり生活習慣病のデパート状態でした。本人は砂糖をやめなきゃいけないのはわかってはいるけどねーやめられないんだよねーと。苦笑 そして70代の私の父も甘いもの大好き、それ全部食べるの?とびっくりしてしまうほど甘いものを毎回のように買ってきます。そしておせんべいやスナック菓子、しょっぱいものも大好き。タンスの上に自分だけのお菓子コーナーがあるくらい。いくら注意しても、やはりやめられません。そういう私も一緒にお菓子やおせんべいを食べる始末😅今思うとあの頃は食べた時は満たされましたが、体調はあまりよくなかったと断言できます。しょっぱいものやスナック菓子に関しては2回目の塩の回でも説明した精製塩が添加された商品を摂っていたので、食べすぎてしまうのは当然のこと。そして、砂糖も精製塩と同じぐらい中毒性が高いと言えるのです。甘いものとしょっぱいものを交互に永遠に食べれてしまう、というのはこういう仕組みからなんです。

ちなみに先ほどの何にでも砂糖おじいちゃんと、私の父の共通点は70代。なぜそうなってしまったのか?と考えた時に、彼らが若い頃、当時はちょうど戦争が終わり、少しずつ日本が豊かになりつつある頃。甘いお菓子がその頃の人々の心を大変満たしてくれた記憶や経験から、砂糖に欲するようになったのだと、私は考えています。日本独特の甘いチョコレートもこのあたりから出てきました。

食欲が暴走し、肥満の原因になる食べものは、砂糖や精製塩などが添加されたもの。ストレスを感じて、野菜や果物を爆食い!!なんて話は聞かないんじゃないでしょうか?野菜や果物なんて、食べれる量が知れてるし、たくさん食べたところで太らないからとは思いますが😅やはり砂糖や精製塩が添加されたものはいくらでも食べれてしまう、まだ食べれる、食べたい!と脳を錯覚させてしまい、これ以上食べたら危険!というストッパーの役割をなくさせてしまうんです。

5回目でご紹介したビーガンの方、どうしても食べたくて、今年はびっくりするぐらい高かったけど、ビーガンの方でも食べれるケーキを買ってしまったと。1ホールで7000円だったとか!!😳😳😳私もケーキ大大大好きだった頃はたまに買っていましたが、まさかこんなにも高くなっているとは思いませんでした。今年は買わずに済んでお財布にも優しくなれたことをちょっぴり喜んでいます😊笑

砂糖を脳が欲する仕組みを理解してきたところで、砂糖を減らすことで得られるメリットをご紹介したいと思います。

⭐️老化を防ぎ、若返りの効果がある

→砂糖は小麦などの精製された炭水化物と結合することで糖化させ、細胞を老化させてしまう。砂糖と小麦の組み合わせ例はケーキ、アイスクリーム、クッキー、パンなど。こういったものを食べたくなるのはその仕組みから。ちなみに小麦製品も避けて欲しい食品の一つ。これもいつかの回でお話したいと思います。

⭐️冷え症が改善する

→砂糖は体を冷やす作用があります。逆に2回目でお話したは体を温める作用があるんです。

塩の話になってしまいますが、寒い地方の方は塩分摂取量が多いという話は聞いた人が多いと思います。塩と血圧は無関係なのは以前お話しましたが、ではなぜ寒い地方の人がを多く摂るかを考えた際に、体温を上昇させる作用があるため、その地方の人たちは無意識を多く摂っていたと考えられます。

話は砂糖に戻りますが、塩とは逆の作用をもつ砂糖。冷え性に悩んでいる方がいたら砂糖を控えることで改善します。この私も砂糖をやめ、塩を変えてから、びっくりするぐらい寒さに強くなりました。

⭐️食欲が抑えられる。

→砂糖は血糖値を急激に上昇させ、インスリンという血糖値を下げるホルモンの放出を促します。(血糖値を上げるホルモンはたくさんありますが、下げるホルモンはインスリンだけ!)インスリンが放出するまでには時間がかかるので、砂糖のように急激に血糖値をあげるものを食べると、インスリンの処理が間に合いません。いくらでも食べれてしまうのはこの仕組みから。

⭐️記憶力がアップする!

→デスノートのLという頭脳派キャラクターが頭の回転をよくするために、ずっとお菓子を食べていたが、糖がないと頭の回転が良くならないというのは間違いです。確かに糖が不足するのはよくないですが、砂糖を取らないことで、糖化を防ぎ細胞が若返るため神経伝達スピードが高くなり記憶力がびっくりするほどあがります。過去のささいな記憶を鮮明に思い出すことも。


記憶力アップで、今までやってきたことのさらなるレベルアップも可能ですし、これから新しいことに挑戦しようと思っている方は、新しいことがびっくりするぐらいすんなり覚えられたり、できたりします。何歳からでも遅いことはない。もし年齢で自分の可能性に蓋をしてしまっている人がいたらもったいない。是非砂糖をやめてみてください!

ちなみに血糖値の急上昇を防ぐためにに小分けにして継続して食べた方がいい、という「ちょこちょこ食いダイエット」が流行ったのをご存知に方も多いのではないでしょうか?私も学生時代に実行した1人。ですが全然効果はありませんでした。実はこれにも食品業界の裏事情があったといことをつい最近知ったのです。現在はちょこちょこ食べるよりも食事の回数を減らし、空腹時間を長くするような食事法の方が健康面でよいというデータがあり、日本人の1日3食という常識も1日1〜2食に変わりつつあります。ただ、このことを知っている人は少ないのも事実。私も現在は食事の回数を減らすことで記憶力がさらにアップしたと感じています。このことも話すと長くなりますので、いずれお話ししたいと思います。

また小分けにして食べることのデメリットに、食べ物が継続して体内に入ってくるのでインスリンが常に放出されている状態になることがあります。それによりインスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性が生じてしまう危険性があります。これは糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因となります。

⭐️精神的に安定する、心のもやもやがなくなる

→砂糖の過剰摂取のきっかけは、ストレスがほとんど。食べた瞬間はドーパミンエンドルフィンという幸せホルモンが放出され、心が一時的に満たされるから。特にエンドルフィン脳内麻薬とも言われ、でもそれがなくなるとまた欲してしまう。だからもっともっとと食べてしまう。食べたあとは気分が落ち込むという悪循環に。裏を返せば、そこを断ち切きれたら逆に好循環に。これを読んでいるあなたの人生はまだまだこれから。

砂糖を食べることで得られる、短期的な幸せ

砂糖をやめることで得られる、長期的な幸せ

どちらを選ぶかはあなた次第です。私は後者を選びました!笑

⭐️体調面も安定する。

→精神的な安定は体調面の安定にも繋がります。心が安定すれば、自然と体調もよくなります。そして体の少しの変化にも気づけるようになってくる。

私は砂糖をやめたいと思っていた時期に、やはり甘いものが我慢できなくなって、精製された砂糖を使った甘いものを大量に食べてしまったことがありました。食べた後、びっくりするぐらいの倦怠感と腹痛で動けなくなりました。当時は体調もかなり落ち着いていたので、この甘いものの大量摂取が原因だったと自分で分析しています。以後、甘いものをとらなくなったらこのような症状は全くなくなりました。この体験が全ての方にあてはまるとは限りませんが、試してみる価値ありです。

ちなみに偏頭痛頭痛などが、甘いものが原因で起こる場合もあります。何を食べた時に頭痛が起きたか記録する頭痛ダイアリーというアプリもあります。もしそのようなことで悩まれている方がいたら試してみる価値ありです。

⭐️炎症の数値が下がる

→この記事を読んでいる方の中には原因不明の炎症の数値(CRP)で悩んでいる方もいるかと思います。この炎症の数値も砂糖をやめれば正常値内に戻ることも。もちろん砂糖だけが原因とは限りませんが、何で下がらない?と思った時に砂糖が原因ではないかと考えてみてください。お医者さんは検査値だけをみて判断します、その人の食生活や生活習慣まではみていません。(みてくれる先生もいるかもしれませんがごく稀。)食べものはあなたの体を作る薬であることを忘れないでください。



ここまで話して、砂糖がよくないのはわかった!でも甘いもの、やっぱり食べたい!何か食べれる甘いものないの?と思ってくださった方。これからあげるものを少しずつ取り入れると砂糖も少しずつですが減らすことが可能なので試してみてください。

⭐️白く精製された砂糖をやめ自然由来の砂糖に変えてみる。

→2回目の塩も回でもお伝えましたが、精製された塩(=精製塩)が含まれる製品が中毒のように食べれてしまうのと同じように、精製された砂糖も、栄養素を削ぎ落としたものなので中毒性がとても高いのです。では、茶色い砂糖ならいいのでは?と考えている人も多いと思いますが、白砂糖と精製度の変わらないものが多く、あまりおすすめはできません。できるなら自然由来の砂糖(きび糖、黒砂糖、てんさい糖、ココナッツシュガーなど)が精製度低く、中毒性が低くなります。

市販に売られている安いお菓子には、こういった高価な自然由来の砂糖が入っていることはありません。なので買う際には注意してみてくださいね。

⭐️砂糖のかわりに蜂蜜や、もち米あめといった製品に変えてみる。

→蜂蜜を選ぶ際は、1回目のオリーブオイルでお伝えしたのと同様に安いものは不純物が入っている可能性が高いので、ある程度選んで買いましょう!

もち米あめは見た目は蜂蜜のようなもの。もち米を発酵させて作ったもので、自然由来。スーパーなどではあまり売られていない😢3回目の味噌でご紹介した、オーサワで購入可能。


⭐️お菓子は裏の成分表記をみてから買う、砂糖の他にマーガリン、ショートニング、植物油脂などの記載があるものはNG。見た目だけは立派、栄養はスカスカ、見せかけのお菓子。安いコスパのいいお菓子には基本的にこのようなものが入っています。体に入れるとかなり危険なので避けるように。

⭐️カカオ分75%以上本物ダークチョコレートを小分けにして食べる!

→ハイカカオチョコレートはポリフェノールを多く含み抗酸化作用があるからおススメとかなり認知されてきてはいるとは思います。食べるならカカオ75%以上のものから始めるように。ただしそれよりも低い成分のものは砂糖の添加量が多すぎてしまうので摂らないように。←日本でいう一般的なチョコレートはこの甘いミルクチョコレートのこと。戦後の日本で広まって一般的となりました。日本の某有名製薬メーカーのチョコは添加物として乳化剤が添加されているのでできることなら避けて。

できれば海外のものでも乳化剤不使用のもの、またポリフェノール量を記載してあるものがベストです。75%で慣れてきたら、少しずつカカオ分の%を高くしていきましょう。私は現在100%でも美味しいと感じれるぐらいになりました。最初から100%は相当苦く厳しいので、少しずつ変えてみてください。何事も続けられないと意味がないので😂そして100%が美味しいと感じたら、あなたの味覚や嗅覚が大きく変わってきた証拠です。是非継続してみてください。

ちなみにハイカカオチョコレートもとればとるほどいいとは限りません。1回5g程度を1日5回小分けに1日25gを限度に摂るといいでしょう。そして摂るタイミングですが、朝起きたら1回は摂るのはおすすめです。朝は1日のはじまりなので、この1カケがあなたの人生を輝かしいものにしてくれます😊✨

砂糖の話、だいぶ長くなってしまいましたね。ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございます!

さてこれを配信するのは、もうすぐみなさんのお仕事が始まるぐらい。年末年始、お正月は美味しいものをたくさん食べましたか?そしてその食べたものを写真に撮ったり、SNSにアップした方もいるのではないでしょうか?目に見えない大切なもの、次回は「食事とスマホ」の関係についてお伝えします。もうちょっと短めな内容の予定です!笑


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