【Person】 人生に大きな影響を与えた人①
こんにちは、
最も起業家らしくない起業家、奥野有梨亜です。
今日は、『人』のお話。
学生時代、会社員生活、起業準備期間、全てを通して
とにかく、人に恵まれてきたなと思います。
何をやるかではなく、誰とやるか。
本当にこれが大事だなと思います。
たとえ、「好き」で始めた仕事でも、上司とのソリが合わずに鬱になって会社をやめていく友人も見たことがありますし、
同時に、そんな大して思い入れがない内容でも、周りの人の魅力や熱意に惹かれ、どんどんハマり込んでいった経験があります。
私は人生を通して「これがどうしてもやりたい」というものが少ない人だったので、どちらかというと、周りの人にいい意味で当てられて、燃えさせてもらってきました。
その中でも、私が仕事をやる上で、大きく影響を受けた人が数人いました。
静かに
一人目は、アメリカの留学先で出会ったGさん。
同じ語学学校の同期の中で、唯一の日本人の同期で、年は3つ上。就職を前にして短期留学で来られていた方でした。
当時19歳だった私は、1年で英語を身につけなければならないという焦りから、
アメリカにいる間は、一切日本人とは関わらない!!!と決めて渡米したため、
Gさんに大して、かなりの塩対応をしていました(笑)
でもそれでも、半年間の同じ語学学校での生活の中で、
彼との出会いを無しには、私の留学生活はあそこまで充実したものにはならなかったと断言できます。
とにかく、人を惹きつけ、人が集まってくる人でした。
特別盛り上げるタイプではなく、淡々とした態度ではあるのですが、話していると、彼の中にある芯の強さ、愛情深さを感じました。
けれど、年下の私相手にも謙虚で、目の前の人のすごいことは「すごい」と素直に驚き、アドバイスを求めて甘えてくるような人で、19歳の私でさえ「もうしょうがないな〜〜〜〜」とついつい力を貸したくなる。
(実は彼が、某有名私立大学法学部を首席で卒業し、大手製菓メーカーの次期社長であったことは、彼の帰国直前で初めて知ることになります)
性別、国籍、年齢全く関係なく、自然と目の前の人の心を掴んでいくような方で、今思うと私も、まんまと彼の人間力に魅せられたうちの一人だったのだと思います。
彼が、帰国する前日、彼一人のためにFarewell Partyが開かれ、
50人以上の人がマンションの一室に集まり、大騒ぎしました。
そして夜中、みんなのどんちゃん騒ぎを傍目にしながら、玄関に二人で座り込んで、本当にこのタイミングでここに来れたのがよかったと、静かに語り合ったのを今でも思い出せます。(青春)
その次の日、たった5ヶ月のアメリカ滞在期間にも関わらず、
二日酔いになりながらも、彼を見送りに空港に集まった人数は30人近くいたのではないでしょうか。
最後に挨拶を求められ、いつもの淡々とした態度ながらも、目に涙をためながら、みんなの中心で、感謝の言葉を述べていた彼の姿は、
私の中での、理想のリーダー像として、深く目に焼き付けられることとなりました。