職業、編集者・ディレクター。二児の母、そして英国暮らし。#自己紹介
はじめまして。お会いしたことがある方は、お久しぶりです。
自己紹介を兼ねて、これまでやってきたこと、これからやりたいことを書いてみます。この秋から自分のホームタウンの高円寺を離れ、期間限定で英国・オクスフォードに引っ越しました。その近況にも少し触れたいと思います。
それでは、2024年12月最新(笑)の長めのプロフィールです。
自己紹介で、お仕事は?と聞かれたら、「ディレクター」と答えています。
日本では、プロデューサーに対して現場責任者という意味合いだと思いますが、もともとの英語の意味は「指揮者」。与えられた問いに対して、どんな形にするのかを考え、チームをつくり、最後相手に届けるまで手綱を握る。それがディレクターであり、自分の役割だと思って仕事をしています。空間づくりでも、企画づくりでも、サービス提供でも、その意識は一貫しているな、と思います。自分の中での使い分けで言えば、「PM」「プロデューサー」の要素を表していると思います。今年取得したファンドズに関する資格も、プロジェクトを設計し、人を巻き込んで実現していく、ディレクターとしての一つの職能です。
もう1つ書いた「編集者」。問いを立て、情報を集めてリサーチを行い、形をつくり、誰かに届ける。これが編集者の仕事です。自分の中でのディレクターとの差別化で言うと、冊子などのエディトリアルデザイン、ライターさんと原稿を協働すること、Podcastの企画・編集、自分で原稿を書くこと、などがその職能だと認識しています。
これは2020年に1年かけて受講した菅付雅信のスパルタ編集塾に通った影響が大きいです。コロナ禍、世の中ストップしたタイミングで『これだ!』と申し込んだのですが、4年経った今でもサバイブした仲間とつながっていられる大切な場所になりました。菅付さんから習った編集、そしてゲストから与えられたお題に企画書・プレゼンで答え続ける(そして酷評してもらう)100本ノックのトレーニングをしたような1年間でした。
大変名誉なことに年間MVPに選んでいただいたことも、菅付さんから飲み会にて『冨永さんはクリエイティブの仕事を続けてね』と言ってもらったことも、一生忘れない背中を押してもらった経験です。だからこそ、自分の肩書きに編集者を名乗っていこうと決めました。
これまでのこと
●銭湯ぐらし
銭湯ぐらしの活動に惹かれ、2017年12月に小杉湯に話を聞きにいったことをきっかけに引っ越しを決意、2ヶ月後には一人暮らしを高円寺で始めました。そこから丸6年、小杉湯徒歩圏内に住んで銭湯のあるくらしをしていました。妊娠、出産、子育てを銭湯を中心としたコミュニティで出来たことは自分にとっての財産となりました。高円寺の街には、たくさんの顔見知りの関係と思い出があります。少しずつ、言語化していきたいです。
英国から9時間の時差はありながらも、できる形で関わっています。
●アソボット
予定していた単身渡伊計画がコロナ・パンデミックによって文字通り消えてしまい、路頭に迷いかけた時にひょんなご縁からJoinさせてもらったアソボット。『伝えたいコトを、伝わるカタチに』を掲げるコミュニケーションデザインの会社です。
私自身が関心のある社会イシューに関わるテーマから、エンターテイメントの領域まで、クライアントさん、パートナーのクリエイターと一緒にファン作りのお手伝いをしています。
アソボットではクライアントワークは離れましたが、自社でおもしろいプロジェクトをやっているので英国からも引き続き関わっています。サイトは自社メディアを運用しているので、ぜひ読んでみてください。
●個人のお仕事・プロジェクト
・ナレーター
友人に『声がいいね!』と言っていただいたことをきっかけに、アニメーションにつけるナレーションを担当させてもらっています。この2本の他に、企業さんのSNS用の10秒CMのナレーション等もやっています。普段仕事とは違って、いちクリエイターとして声を使って関わらせてもらうことはとても新鮮で、楽しく、ぜひ広げていきたいと思っています。
ナレーションでも、作品のBGMの歌でも、声を使った創作に関心があります。『こんなことできますか?』とお気軽に誘ってほしいです。
・助産院での妊娠〜出産体験のシェア
日本における助産院出産は0.6%という事実を知り、自分の体験を必要とする誰かに伝えたいと思って企画書を作り、友人限定でイベントを開催し発信しています。第二子は水中出産にて出産をしたこともまた、お産の興味関心を増す体験でした。2回経験しても尚、女性の持つ身体性に驚くばかりです。
#助産院 #自然なお産 #性教育 などのキーワードで、情報発信をしたいと思っているのでもしライティングの機会があれば、ぜひお声かけください。
・あっぱれ火曜日(Podcast番組)
コロナでお先が真っ暗になった私と、シブヤ大学時代の友人・南伊豆に住む一徹さんと「等身大にチャレンジする同世代」を架空のスナックで待ち合わせをして根掘り葉掘りインタビューするラジオっぽい企画が『あっぱれ火曜日』です。気づくと、この春で5年目!放送回は110回を超えました。現在は英国からこちらは昼間、一徹さんは夜の時間帯で収録を続けています。まだまだ、呼びたい方が尽きない、不思議な習慣になっています。
・うた(YouTube)
大学4年間アカペラサークルで歌にのめり込み、卒業後は行く先々の地域(岩手県陸前高田・福岡県糸島・山口県祝島など)で歌を通じて人と出会う・つながっていく体験を重ねました。コロナでアカペラができなくなったことをきっかけに、ボイストレーニングを開始。2012年からaoki bandのバンド活動と、プロジェクト型でのアカペラ、個人でのうたを続けています。
これからのこと
●英国での暮らしと、今の興味関心
夫の留学に伴い引っ越しをして、こども2人の子育てを異国での地で奮闘しています。初の海外生活、日本の2倍の物価高に涙がちょちょぎれていますが、3ヶ月経って少しずつ慣れてきました。
現在の興味を言語化すると、このようなキーワードになります。
これまでは、小杉湯となりという「拠点」の運営をはじめ、物理的な空間を運営している事例に惹かれていましたが、英国に来て【演劇】というキーワードに出会い、演劇をはじめダンス、音楽などのアートによるアプローチ、言い換えるとソフトのプログラムの設計に関心を持つようになりました。
自分の頭の中では、「もし社会教育のひとつとしてやってみたら・・・?」「銭湯で、小杉湯となりでやってみたら・・・?」という思考が回っています。自分の中でやってきた活動があるからこそ、具体的にイメージが膨らみます。
●やっていきたいこと
・興味関心テーマでの「英国でのリサーチ」
・「英国での子育て体験」のライティング
・「助産院」関連でのライティング
・ナレーションのお仕事(機材は日本から持ってきました!)
・ファンづくりのPJの伴走
特に、準認定ファンドレイザーの資格を実践で使っていきたいので、クラウドファンディングのプロジェクトの並走のご相談もお待ちしています。プロジェクトの設計から、広報担当としての稼働、寄付者へのコミュニケーションづくりを担当できます。具体的には、一度オンラインでお打ち合わせをして、英国にいながらできることをお話させてください。
●働き方について
海を超えての暮らしは子育て中心ながらも、働き方はやりながらチャレンジしていきたいです。日本との打ち合わせは、こちらの朝8時〜(日本の17時〜)でご相談しています。大切な友人に『お母さんになっても変わらないね!』と言ってもらいましたが、母という自分に加わった幸せな肩書きと、もともとの自分、どちらも大切にしていく生き方を模索中です。
出産、引っ越し、移住、新生活と怒涛の日々を過ごした2024年の締めくくりに、近所の素敵なカフェにてホットチョコレートを片手に書きました。
※随時更新(最終更新日:2024年12月17日)