勉強できるということ
子どもの頃、海外協力隊に憧れていた。
テレビの企画で学校を建てていたり、アフリカの村で井戸を掘るみたいな番組を見た事があったからか、
小学校の図書室で、JICAとかのパンフレットがあったからだったと思う。
中学の英語の先生は昔海外協力隊でアフリカに行っていたというのを聞いたこともあった。
そして、私は高校2年の夏休みにニュージーランドに留学し海外の文化に触れた。
言葉が通じないこと文化の違い環境の違い短い夏の間に世界の端に触れた気がした。
海外協力隊に私は行くことはなかったが、バイト仲間の1人が海外協力隊でエチオピアやマダガスカルに行っていて今は帰国して小学校の先生をしている。
勉強ができない環境にいる子達を見て勉強ができる環境があるということ先生という仕事の大切さについてSNSで発信していた。
教育の大切さや恵まれない環境の様子は黒柳徹子さんのユニセフの活動を特集されて知っていたし、「わたしに違う人生があることすら知らなかった」と言っているCMを見ることもある。
私にとってテレビの向こう側の話が彼にとっては見聞きしてきた現実なのだと思った。
教育を受けることで周囲の人々、コミュニティ、次世代にまで様々な社会的・経済的恩恵がもたらされる。
すべての子どもたちに保証されている教育を受ける権利を行使できない人たちがいる。
分かってはいるけれど、この世界の私の見えていない場所に確かに存在しているのだと思った。
私の高校の時の担任は、アフリカにいる女の子2人に毎月5千円ずつ送っていると言っていた。
そういう支援があるのだと。
そして、彼らから手紙と写真が届くのだと。
今思い出すと皆、教育の大切さを知っている人たちが世界の子ども達のために何か行動を起こしていた。
中学の英語の先生、高校の古典の先生、小学校の先生になったバイト仲間。
皆教育に関わっている。
私も幼児教育の免許を持っている。
教育者の資格を持っている。
だけど、私は自分のことで精一杯だった。
けど、教育の大切さは知っている。
何かすぐに行動を起こせるわけではない。
けど、私に何かできること。
支援はたくさんの団体が行なっている。
一番身近なのはショッピングモールの中にあるユニセフの募金。
たくさんの額は入れられない。
スタバ一回、飲まなかったとかそのくらいの額になるかも知れないけれど見かけたらいくらか入れてみようと思う。
自己満だけど、少しでも何かを変えられるのなら。