「めばちこ」
「めばちこ」
中学生くらいまで、全国共通の言葉だと思っていた。
関西(大阪?)特有の言葉と知ったときの衝撃ったらなかった。
だって、上手く言えないけれど、まさに「めばちこ!!」って表現できそうな見栄えだったから。
全国共通で言うと「ものもらい」。
何故こんなことを書いているのかというと、今朝めばちこができたからです。
まばたきすると、痛い…。
コンタクトをつけられないから、眼鏡をかけるのだけれども、マスクとの合わせワザはつらい。
くもり止めを塗っているけれど、いかんせん、いつもコンタクトで、眼鏡になれていないからか、やっぱり少し曇る…。
ところで。
何を今さら、ということを書くのだけれど、地域特有の表現や合言葉っておもしろい。
たとえば、グーとパーで班分けするとき。
♪グッパで分かれましょー、なんで♪
これも全国共通だと思っていた高校生のわたしは、普通にコレで班分けしようとして、友達から驚かれた。
「『なんで』って、なんで?」
……たしかに。
『なんで』ってなんだよ。
班分けするからだよ。
また、たとえば鬼ごっこ。
全国共通であろう「タッチ」は、わたしの地域では「でん」。
また、全国共通であろう「バリア」は、わたしの地域では「チューキ」。
「でん」ってなんか強そう…。
そして「チューキ」ってなんだよ。
ちなみに、現在、娘の幼稚園(わたしの育った地元にある)で鬼ごっこが行われる際は、「タッチ」と「バリア」だそうで、わたしとしては少し寂しい気がする。
そして、話は少し逸れるけれど、ジャンケン。
♪最初はグー♪
これは志村けんさんが発祥だということを、数年前に知った。
これは、たぶん、全国区であろう。
ただ、これは、やはりわたしの地元だけだったのだろうか…。
♪最初はグー
♪またまたグー
♪いかりや長介、あったま(頭)はパー
♪じゃんけんホイ!
これについては、しばらくたってから、小学校レベルで禁止されることになった。
「いかりや長介さんは頭はパーではありません!」
「いかりや長介さんに頭はパーなんて言ってはいけません!」
どの学年も、各クラス同じ話がなされ、
「♪最初はグー♪」
に落ち着いたのである。
ときどき、
「♪最初……からぁ!!」
とか言って、パーを出してズルをする男子もいた。
このじゃんけん話を数年前に上司に話したところ、
「いかりや長介さん的には、『頭はパー』バージョンでやってもらったほうが、おいしかったんちゃうかな」
というコメントが返ってきた。
……それも、たしかに。。
わたしは大阪の一部地域で使われている言葉、方言を当たり前のように使っているのだけれど、和歌山の、もうすぐ電車も廃線になるんじゃないかぐらいの田舎に育った母の影響で、和歌山言葉も少し混ざる。
こちらも、見栄えや様子を的確に表現している方言があっておもしろいのだけれど、いかんせん今日は「めばちこ」ができているので、また別の機会に書こうと思う。
というか、毎日noteを目指しているわけではないのに、そのうえ「めばちこ」ができているのに、よく記事書いたな。
早く寝なさいな……溜息。
まぁ、今日は何が言いたかったかと言うと、わたしは「めばちこ」という言葉を愛しているのである。
たぶん、関東に住んだって、平気で「めばちこ」って言うと思う。
「めばちこ」そのものは、キライだけれどもね。