
95『アシュラ』悪の極み・究極の悪党 それは・もしかすると今の日本・・・? 映画鑑賞する前に・ちょっと立ち読み
劇場公開日 2017年3月4日

今回の作品
「MUSA 武士」のキム・ソンス監督が、「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソン主演で、架空の都市「アンナム市」を舞台に描くクライムサスペンス。ノワールムービー。悪の限りを尽くす市長、彼に翻弄(ほんろう)される刑事、市長の犯罪を白日の下にさらそうとする検事たちが激しくぶつかり合うさまを追う

こんにちは!映画大好きゆらりです
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それでは
作品紹介
いってみよ~う^^
「クライムエンタテインメント」
「サスペンス」
「ノワール」
物語 ★★★☆☆
キャスト ★★★★★
映像 ★★★★☆
監督 キム・ソンス
キャスト
アンナム市長パク・ソ (ファン・ジョンミン)
『工作』『華麗なるリベンジ』『ベテラン』

刑事 ハン・ドギョン (チョン・ウソン)
『私の頭の中の消しゴム』

刑事 ムン・ソンモ (チュ・ジフン)
『工作』 『暗数殺人』 『背徳の王宮』

検事 キム・チャイン(クァク・ドウォン)
『タチャ~神の手』

あらすじ
アンナム市の市長という立場を利用し、利権をむさぼろうと犯罪を繰り返すパク・ソンべ(ファン・ジョンミン)。刑事のハン・ドギョン(チョン・ウソン)は、末期ガンに侵された妻の治療費稼ぎを理由にその処理を請け負っていた。市長検挙に燃える検事キム・チャイン(クァク・ドウォン)と検察捜査官ド・チャンハク(チョン・マンシク)は、彼を脅迫して捜査への協力を迫る。市長と検事たちの間に立たされたドギョンだが……。
感想
「凄い映画だったなあ~」というのが第一声です。
常に余裕のない展開でした。
それは主人公ドギョンの視点で描写されていく展開が
彼の心と同様に自分も感情移入してしまうからでしょう。

極道や、男くさいこういった作品は、今までさほど興味がなく観ようとすら思ったことがなかったのですが、今日本の政治に違和感を抱いている為でしょうか?何故か惹きつけられてしまいます。
ぼんやりと輪郭を感じられる現実の日本政界ですが、それは遠い世界の出来事であり、映画の一コマ、他人事・・・そんな感覚であったのです。
ですが、もう見て見ぬふりは出来ない現実を突きつけられて、映画の中の出来事は今の日本?多分、大差ないだろう・・・そんな気になってきます。
半端じゃない悪の極みパク・ソンべ(ファン・ジョンミン)は
今まで見たことのない人物像でした。
今までの映画の中の悪党は指示を出すにしても、自ら手を汚さない政治家を大勢見てきたからなのか、ただ単に映像化しなかっただけなのか?
非道なことによくもまあ~クルクルと頭の回転が速いこと、と別な意味で、感心させれてしまうのです(≧▽≦)

なんとも表現する事が難しい『凄さ』を感じられたのは終盤
検事キム・チャイン(クァク・ドウォン)
アンナム市長パク・ソ(ファン・ジョンミン)
1対1の『話し合い』・・話し合い⁇と言えるのかいや無理がある。

ハン・ドギョン(チョン・ウソン)の苦肉の策とも言える、これは心の叫び。
『もう俺を解放してくれ!!』
そんな想いであったことが容易に想像できるワンシーン。
話し合いとは聞こえはいいが『今?ここで?それを言う?』
この場面を見たら『あ~○○さんはこうやって下級議員を骨抜きにしていくのだろうな~~』圧力と言う生易しい言葉で表現するには、限界がある・・・
マスゴミと評される新聞記者、マスメディア。腕を掴まれ、言論の自由を規制される日本の現状が、面白いようにリンクしてくるわけです。
最後
アンナム市長パク・ソ (ファン・ジョンミン)
刑事 ムン・ソンモ (チュ・ジフン)
は『工作』でも共演していましたがとても良かったのですよ~ホント!!

ファン・ジョンミンの役柄が真逆の立場であったにもかかわらず
怖いぐらいにハマるって。
どっちが本当のあなた?と言わせてしまう役者さんは凄いの一言です。
またチュ・ジフンもこういった役柄がドストライクなのですね~
あのキリリとした表情が非情なまでの冷血さを感じられ痺れてしまいます。そうしびれてしまうのです。
政界の闇を表現した作品『新聞記者』もぜひどうぞ。
呼吸が困難な作品です(笑)

映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね~💓
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2020’08’07
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