144 『最強のふたり』常識外れの考え方に脱帽~偽善の匂いも居心地の悪さもない、笑って泣ける痛快コメディ 映画鑑賞する前に・ちょっと立ち読み
劇場公開日:2012年9月1日
今回の作品
こんにちは~
映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
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貴方との繋がりをもてた
「映画という素晴らしいものに」感謝します
私の栄養補給は‟映画”から、といっても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感してもらいたい」そんな思いでブログを綴っています
氣になった作品をみて
元氣になってもらえたらそれだけでHappy~
それでは
作品紹介
いってみよ~う
「超オススメ映画」
「ヒューマンドラマ」
物語 ★★★★★
キャスト ★★★★★
音楽 ★★★★★
人生の楽しみ方★★★★★
監督 エリック・トレダノオリヴィエ・ナカシュ
キャスト
大富豪のフィリップ
(フランソワ・クリュゼ)
黒人青年ドリス
(オマール・シー)
あらすじ
実話をもとに作られた作品。大富豪のフィリップは障害者、介護者のドリスはスラム出身の黒人。障害者と介護者という立場での出会いから始まり二人が心を通じ合わせ友情を築き上げていくお話です
感想
「最強のふたり」とあるが、これは最強の考え方だっただけ!そんな超シンプルなものの考え方に目から鱗の連続でしたね。
ドリスの面接の場面から最強のふたりの出会いが始まるのですが「働く気ないんかい!」と突っ込みどころが100%の始まりに開いた口が塞がらない。
とにかくブラックジョークのオンパレード(笑)だが言っているドリスは氣に留める様子など全く感じられない。大きな声で笑い軽快にジョークを飛ばす様は観ているものをある意味‟非難”しているかのようである。
『何をそんなに神経質に考える!』「そんな失礼なことを」と思う私に『そう考える事自体がおかしいんだろう!』私のなかで自分がつぶやいた・・・誰に対しても自分の固定観念で接している自分に、ふっと氣がついた。
子供に対して 子供扱いされることを嫌がる子供。老人に対して電車で席を譲られて憤慨する老人。それと同様に、障害者に対して健常者と違う扱いを嫌がる障害者・・・
笑いどころ満載の本当にコメディ作品なのです。
・健常者用のチョコレート⁈
・素人のアートを売るフィリップ⁈
・ヒトラーのちょび髭を遊びに変えるドリス
これには思わず私も爆笑です。
一歩間違えればシラケる場面、いや非難を浴びそう。昨今では「炎上」そんな言葉がしっくりきそう(笑)そんなブラックジョークを一瞬で笑いに変えるドリスの視点が最高すぎるのです。
この作品を見る限りこんな形があっても不思議ではないのかもしれないそんな風に思えた。障害者を色眼鏡で見ることを知らない純粋なドリスに尊敬すら感じてしまうほどである。ある意味羨ましい!
彼にとって障害者という存在自体が存在しない。人間というくくりの中、フィリップは何?障害があるの?ちゃんと生活できてるでしょ?話も出来るし、ごはんも食べられるし。障害を感じるフィルターすら存在しない。
人種差別の要因も色々指摘される作品であるが、障害者を差別する事と同様にドリスがフィリップを障害者と見なかったと同じように、差別と受け止める人の考え方一つで変わってくるものかと私は思えるわけです。
ただ考え方は人それぞれ、全ての人がこうではないことを頭の片隅に置いておきながらである・・・
フリップの場合はドリスとの出会いにより「死なない為だけに生きる毎日」 から「生きる希望を見出してもらった」言うなれば生きがいを、見出してもらった恩人とでもいえる存在になっていくわけです。
そして生きる目的を見出してくれた存在であり、恋のキューピットでもあったことには、感謝しきれない、生涯のパートナーのような存在だったのでしょう。
社会的地位、趣味の音楽、考えかたあらゆる面で正反対のふたり、フリップは徐々に自分にないドリスの魅力に惹きつけられていくのです。
自分にはないものに魅力を感じるのは誰でもあること、色んな面で奇想天外なドリスに影響を受け、生きる楽しみを感じるようになっていくフィリップ。さあ次はどんな事を考えている?ワクワクするのです。
最後
同じ価値観の中では‟その事”についての 判断 認識 解決 が出来ないように、フィリップはドリスという自分の枠を超えた存在のおかげで新たな自分の枠を大きくすることが出来るようになったのでしょう。
そして小さかった自分の枠を認識すると同時に成長できる喜びを感じるようになっていったのかと思います。
人はどんな人との出会いでも何かしら学べるし、ドリスに学ぶ様に全ては考えかた一つで人生が大きく変わっていくのだとしたら、悩むことはあっても、迷うことはなさそうです。
人生を楽しむだけのこと!人生最後までどんな幸せが待ち受けているのかワクワクします。この二人に学ぶ最大のテーマでした。
ドリスが意外な形で成功を収める事になった結果を見れば
「何もあきらめる必要はないのだ!」と深い友情で結ばれる二人に憧れと希望を感じられるラストシーンでした。
映画の最後に実在の2人の映像が映し出されます。
フィリップは再婚して2人の子供を授かりました。ドリスは会社社長になり3人の子供に恵まれました。それは、ごく普通にどこにでもいる、友達2人の映像でした。
映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね~💓
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