【謹賀新年】 湯の輪らぼメンバーが、本気で銭湯川柳つくってみた
あけましておめでとうございます。
本年も変わらず、湯の輪らぼは精力的に活動してまいります。
さて、話は変わりますが、みなさんは、銭湯川柳をご存知でしょうか。
東京都浴場組合は、「銭湯にまつわる思い出や喜怒哀楽」をテーマにした銭湯川柳コンテストを毎年開催しています。
銭湯と川柳。
和の濃度高めなこの企画。
湯の輪らぼのメンバーも、新年という和な時期に、銭湯川柳を考えてみることにしました。
お正月、胃もたれのところ、申し訳ございません。
ぜひ、和の胃もたれも堪能していってください。
「大都会・東京と銭湯」を意識して川柳をつくりました。
「ゆ」のメガネをかけて知らない街の「ゆ」を探し、迷っても香りで近くに銭湯があると察知できるという、都会ならではのヒント多めの迷路を表現しました。
また、ノープランの日でもタオルは常に持ち歩くという銭湯好きにとってのあるあるも川柳にしました。
今年も大都会・東京を、タオルを相棒に彷徨いたいと思います。
子ども心・ユーモア・柔軟性。
これら要素のある川柳を作ることを心がけました。
特に二つ目は、22歳の成人男性が、無理して幼少の心で詠み上げたものです。
昨年、稲荷湯の銭湯絵描き換えの際には、子どもたちを呼んで、ワークショップを行ないました(当日記事)。
その時、僕は、子どもたちが世界を捉える視線の柔軟さに驚くと同時に、それを失ってしまったことへの悔しさが湧いてきました。
かつての子ども心を追い焚きするべく起こした、芸術の小爆発を楽しんでいただけたら幸いです。
冬は寒く、銭湯に行くと長く湯船に浸かっていたくなります。
長湯をするつもりはなくても、周りの人がとても長く入っていたり、話していたりすると、時間を忘れてしまいます。
ですが、冬場は水分補給を忘れがちなため、のぼせてしまう方も多くなるようです。風呂も食事も水分補給もほどほどに、という自戒を込めて、上のニ句を詠みました。
いろいろな人が集まる銭湯。外国の人など文化の異なる人と同じお湯に浸かることもあります。その光景はまるでひとつの大きな船(湯船)に乗っているようです。
たとえ対立するような人同士であっても同じお風呂に入れば、呉越同舟といったところでしょうか。(お風呂で喧嘩はしないでください…笑)
昨年、稲荷湯では開店前の脱衣所を使ってがん患者が集う「がんサロン」を初めて開催しました。銭湯の新たな活用方法として、大きな第一歩だったように感じます。この句はそんな情景を思い浮かべながら読みました。
中学校の宿題以来、川柳を詠む機会がありませんでした。句を考え、友人と共有し合うのは、とても楽しいものですね。ぜひ、みなさんの一句も、聞かせてください。
2023年も湯の輪らぼはゆる〜く活動してきます。冷た過ぎず熱すぎず、適温で見守って頂けますと幸いです。