夏休み1週間め
夏休み1週間め
婦人科と皮膚科に行った
昨日読んでた『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』のなかで主人公のフランシスが、激しい生理痛と不正出血(灰色のかたまり)に遭遇して病院に駆け込むのだが、その際の内診の描写がきつかった。フランシスもきついって言ってた。私は対面でもテレビでも、生理の仕組みなどの説明をされる時、じっとしていられずもぞもぞしていないと耐えられないのだがフランシスもそう言ってた(別の小説と勘違いしてるかも)。
そういう症状? は一般的に見て繊細すぎるのかもしれないが、自分の身に起きることだとしても耐えがたいことは全然あるよな、ってか生理のこと受け入れたつもりないからな、って思っている。
あ、思い出した。生理系のこと(内部で何が起きてるかの話)を聞いていられなかった、という作者がいた。『N/A』を書いた年森瑛。美容院で読んだ『ダ・ヴィンチ』のインタビュー記事だった。
まどかは、〈嫌なものは嫌だ。それだけのことが伝わらなかった。〉、〈当事者性なんてひとつも持ってなかった。〉と言うのだそうだ。
本当にそうだなと思う。
私の場合は、昔の職場で、ある「義務」とされた仕事を断ったら、嫌である理由を聞かれることもなく「わがまま」や「反抗的」と取られてしまったことがある。
理由を「説明」したかったかというと、それはどうだろう。そこまで相手(学校の人々)を信頼できなかった。
じゃあ、「何か理由があるの?」と、聞かれたかったかというと、うん、そちらの方が近そうだ。聞いてもらえたら嬉しくなったかもしれない。
当時の私は自分も含めてすべての周囲に怒っており、「私が嫌だって言ってんだから、そのまま認めろよ、それぐらいぐらいわかれよ」と思っていた。そして、公立の学校っていうのはそれが通用しない世界であるということは、一人でストライキみたいな行動をとりながらもよくわかっていた。
本当に危険で自暴自棄なやり方だったな。
仕方がなかったんだけど。
本当は、嫌なものは嫌だってそのまま認めてほしかって、今でも思ってる。
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