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4月に読みたい本

不定期シリーズです。

これシリーズだったの?ってくらいには不定期です。

前回は11月だったので半年近くあいてますね、その前は6月だしもはやシリーズなのか…

それはさておき、4月。ようやく春!ということで読みたい本(再読、未読問わず)をいくつかご紹介します。




センセイの鞄 川上弘美


高校の国語の先生と、彼の生徒で今はOLとなったツキコさんの交流を描いた物語です。

春だけでなく、夏も秋も冬も描かれていますが、わたしはこの物語の春のお話が印象的です。

春のところで物語が少し動くからかな。

お花見のお話とその後がすごくすき。

表現も綺麗で繰り返し読んでますが、初めて読んだのが春だったからか、他の季節に読むよりとてもしっくりきます。

ひとつひとつは短く、読みやすいのも良いです。




それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘


これも同じく、春に限ったお話ではないのですが、物語を包む温かい空気、世界が春のような柔らかさで、毎年春になると本棚から引っ張り出してきます。

無職のオーリィさん(わたしの中ではくん)が、十字架の見えるおうちに引っ越してくるところから話が始まります。とある女優の出ている映画を片っ端からみたり、大家のマダムと交流したり、近所の美味しいサンドイッチ屋さんに通ったり。

他愛ないシーンがみんな素敵。

スープを作るシーンなんて、冬にかけてじわじわ寒くなってきた頃が舞台なので春とは正反対なのに、なぜか春に読みたくなります。




春、戻る 瀬尾まいこ


これはズバリ、タイトルに春が入ってます。

瀬尾まいこさんで春と来たらあったかいに決まってる。

結婚を控えた主人公の前に、明らかに年下なのに兄を名乗る男の子が現れるところから始まるのですがそれだけでもうわくわく。

可愛いお話で、さらっと読めるからおすすめです。 



香君 上橋菜穂子


最後は読みたい本を。

先月発売されたばかりで、本屋さんで平積みされまくってますね。

綺麗な表紙にうっとり。

香りがテーマのお話らしく、Twitterの読書アカウントでも絶賛の嵐。

積読がたんまりあるけど、これはどうしても読みたいので近々買いに行く予定。

やっぱり上下巻セットで買うべき?





と、ここまで書いて来ましたが、すでに最初の2冊は読みました。

書き始めたのが3月末で、書きながら読みたくなって。

読んだらますます好きになって。

やっぱり4月に読んで正解だな、と。

以上、4月に読みたい本でした。

ではまた。





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