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マイコプラズマ看病中に役立った/「こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ」

育児、正直つらいです。

敏感で繊細な性格の子どもとの生活に悩み図書館で育児関連の書籍を漁ることもしばしば。

そうやって、本から知識を借りて試行錯誤しながら子どもと向き合っています。

今回は、「繊細っ子」という言葉に惹かれて手に取ったマッサージの本を紹介します。

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の稲葉貞子さんの「こころもからだもととのえる繊細っ子のための親子マッサージ」です。

この本でで紹介されているのはマッサージといっても発祥が古代中国の「推(すいな)」という技法。

ちょうど子どもがマイコプラズマで苦しんでいる時、何か寄り添える手段がないかと思い、購入したばかりだったこの本の存在を思い出しました。


子ども特有の症状を推拿(すいな)で改善

突然の発熱や咳、鼻水…学校や幼稚園に通っているとしょっちゅう風邪をもらってきたり、季節の変わり目も体調を崩しがちですよね。

病院に行くほどでもないけれど、何かケアしたい…この本にはそんな時に役立つ技法・実例がたくさん書かれています。

「でも推拿って難しそう」

そんなことはありません。推拿とは、簡単に言うとマッサージのことです。

1回約10分、ツボを「揉んだり」「さする」だけ。

リビングでも寝室でもどこでもでき、難しい決まりがないのがポイントです。

著者である稲葉貞子さんの育児と鍼灸師としての経験が凝縮された本書には、推拿の技法だけでなく、稲葉さんのお子さんとの実体験や患者の症例も混じえているので説得力があります。

症状があるときの食事や過ごし方について言及しているのも心強い。

早速実際に取り入れてみました。

熱で療養中の息子に推拿を試してみた

息子はやや神経質で繊細なところがあります。

この時はマイコプラズマに罹り、熱が数日続き気持ちがナイーブになっていました。

「もうやだよ…」

そうつぶやく息子に推拿を試してみました。

実践したのは『発熱に効く小児推拿』。

手順は以下の通り。

  1. 発熱時に手足が冷たい子には手足を温める推拿を行う

  2. 急な発熱(他の症状がない)の場合は大椎というツボをやさしく10分くらい揉む

  3. 徐々に熱が下がってくる※下がらない場合は3回繰り返す

まだ咳がなかったタイミングだったのでこのマッサージを試してみることにしました。

そして、息子の手足がすごく冷たいことに気づいたのです。

驚いて本に書いてある通り、手足を温める推拿(腕のツボをさすり、足のツボを押す)を行うと息子が嬉しそうに言いました。

「手足が冷たくて眠りたくても眠れなかったの。やっとあったかくなってきた」

熱という症状だけに注目してしまい、子どもの不快感に気づけなかったことにショックと申し訳なさがこみ上げました。

そして、大椎を揉み始めると、10分せずに息子は眠ってしまったので1度終えて様子をみることに。

結局熱はすぐ下がらなかったのですが、息子はこの推拿を気に入り、熱が下がっても手足の推拿だけ完治するまでしばらく続けました。

できることがあるという心強さ

息子が完治するまでに他にも咳に効く推拿なども取り入れました。

脊椎をなでる推拿も息子のお気に入りで最終的には手足を温めて脊椎をなでるという自己流になってしまいましたが、細かい決まりがないので安心して息子の希望を取り入れることができました。

日中行うこともありましたが、基本的には寝る前に行い、ほぼ毎日息子はぐっすり寝てくれたので推拿をやってみてよかったなと思います。

そして、寝付く前のコミュニケーションの時間もでき、「早く治ったら~したいな」「テストがんばる」など回復に向けて前向きな思いを語ってくれました。

身体が温まったり、触れてもらったり、コミュニケーションすると心から満たされてくるのかもしれません。

ちなみに、息子とは相性の良かった推拿ですが、その後風邪をひいた娘は嫌がりました笑。

とはいえ、子どもが苦しんでいるときに何もできないっていうのは本当につらいですよね。

何かできることがあるっていうのは心の救いになると思います。

推拿は難しい知識や資格がなくても簡単に取り入れられるので本を持っていると今回のわたしのようにお守り代わりになるのではないでしょうか。

タイトルにもあるように「繊細な子」や発達障害、グレーゾーンのお悩みにも言及しているので、子どもの様子が気になる人にもおすすめです。

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