土着信仰がベースになった創作は面白い
また私好みの漫画に出会ったので紹介します。
千年万年りんごの子。Twitterで知りました。私の情報源は大半がTwitter。(いい歳した大人がこれでいいのかというジレンマ)
それと知らず村の禁忌を犯してしまった夫婦と、その日から起こり始める不思議な現象──。
こちらのツイートで作者様が1話を公開してくださってます。『蟲師』のような空気感が好きな方には特にオススメです。
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2014年に出版された『千年万年りんごの子』が英語訳されて電子書籍で出版されました。それを記念して日本語版の一話もここにツリーでアップします。3巻ある単行本の中の一話です(全十一話)ご注意ください。
— 田中相 (@0m_aitanaka) March 11, 2022
りんご農家へ婿に入った男が妻にあるりんごを食べさせてしまう話(1/14) pic.twitter.com/CGovj6oNTl
バトル漫画が好きなのでそればかり読んでる気がしますが、実は民俗学的なお話も大好物なんです。その土地に昔から伝わる伝承とか、土地の名前の由来とか。
たぶん小学生の頃に、学校の図書館にあった地元の昔話を読んだことがきっかけ。
当時住んでいた市には、全く接点なさそうなのに平将門由来の地名や神社がありました。なんでも、京都で晒されていた将門の首が故郷恋しさに空へ飛び立ち、関東へ向かって爆進。途中で美濃国・南宮神社の神様が飛来する将門の首を射落とし、落ちた場所に御首神社が建てられたとか。その際、射た矢の通り道が「矢道町」という名で現在も残っています。
東京の将門塚は将門公の首が祀られていますよね。
私は御首神社の由来の方を先に知っていたので、後日、将門塚のことを知ったときに「将門って頭いくつあったの?」と混乱しました。射落とされたあと、故郷まで運ばれたんでしょうか。それとも再び飛んだんでしょうか。故郷を思うパワー強すぎ。
『千年万年りんごの子』に触発されて、また民俗学系の本を読みたくなってきました。1冊読むと芋づる式に読みたい本が増えていくので困ったものです。