自己肯定感 と 自己効力感
先日のトップアスリートたちは、自然と
【自己肯定感】と【自己効力感】
が育まれるというお話から…
【自己効力感】に触れなかったので、
それぞれの意味と
私が大切に感じている事
を書きます。
まず、
それぞれの言葉がどのくらい興味を持たれ、ネット上で検索されるのか、
aramakijakeを使って月間推定検索数を調べました。
<自己肯定感:self-esteem>
Google 日本語 72,400件/月
<自己効力感:self-efficacy>
Google 日本語 11,840件/月
<自己肯定感> の検索の方が、<自己効力感> に比べ
6倍以上と圧倒的に多いようです。
この数字からも分かるように、
多くの方にはまだ、
自己効力感は、あまり馴染みのない言葉かもしれません。
それもそのはず、
自己肯定感という言葉は、1890年ころにアメリカの心理学者
ウィリアム・ジェームスによって作られた言葉であるのに対し、
自己効力感という言葉は、1997年にスタンフォード大学教授で心理学者の
アルバート・バンデューラによって提唱された概念です。
私がカナダに住んでいたころ(1998年~)は、
"Self-esteem: 自己肯定感” という言葉は、毎日のように耳にしていましたが、"Self-efficacy: 自己効力感” は、まだまだ浸透していなかった概念のように思います。
そして、それぞれの言葉の意味ですが、
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<自己肯定感:self-esteem>
他人と自分とを比較することなく、そのままの自分を認め、尊重し、自分に価値を感じることができる心の状態
<自己効力感:self-efficacy>
「自分ならやればできる!」など、自分の能力や成功を信じることができる心の状態
↑
私の参加している子どもの脳科学探求のグループでは、
「自分には(何でだか分からないけどw)明るい未来がある!」
と漠然と思える気持ち、 とも教わりました。
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もちろん、この両方が高い子どもであるに越したことはありません。
でも私は、
【自己効力感】が高い事の方が、子どもにとってより大事
かな、と思っています。
自己肯定感 < 自己効力感
だってね、?育てにおいて一番厄介な思春期の時って、
どーしても、子どもたちの自己肯定感は低くなりがちです。
でもそれって自然なことかもしれません。
昔、樹木希林さんが何かの雑誌で、
「自己嫌悪が一番人を大人にさせるのよ。」
とおっしゃっていました。
それを読んだ思春期の私は、
「そぉ~かぁ~、大人になるためには、人と比べて悩んだって良いんだ~✨」と、心軽くなった覚えがあります😙
思春期の不安定な時期、ぜーったいに自己肯定感低くなります。
・クラスのアイドル的存在の子にあこがれる
・自分の一重マブタが大嫌いになる
・世界中で自分のニキビが一番醜い気がする
・鏡を日に30回は見る
等々…(笑)
親御さんたちもそうだったのではないでしょうか。
今では笑い話でしょうが、その時は本気もいいとこ、本気でしたよね?😂
でも、その自己肯定感が低くなった中で、もがいて悩んで工夫して、
自分なりに成長した気がします。
そして大事なのは、
低くなった自己肯定感が、後にしっかりと高まっていくこと。
その為には、
自己効力感を常に高く持っている必要があると思います。
「なんだか分かんないけど、自分の未来は明るい!」
「やれば何とかなるんだよ。」
って、気持ちです。
これは、”レジリエンス” にもつながっていきますね。
だから今、
「うちの子最近、自己肯定感低いな~。」
と感じていても大丈夫!
きっとそれが必要な時期なんですよ😊
これから、
自己効力感を高める子とのかかわり方
について書いていこうと思います。
今後もぜひお読みいただけると嬉しいです💕
本日もお読みいただきありがとうございました!
ではまた~👋