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自分のため、そして必死に病と戦う知人のため


ちょっと笑える胃カメラ秘話。

2024年7月、僕は人生初めての胃カメラを飲んだ。苦しくないと噂される町の小さな内科でのこと。当日、胃カメラが得意の先生がコロナになったらしくまさかのお休みだった。代理の先生は推定70歳くらい。

「大丈夫かな?」と心配しながらベットに横たわる。いよいよ先生が内視鏡を鼻に入れようとする。しかし、なかなか入らない。まるで老眼の母親が、針の穴に糸を通せずにいる、そんな光景に似ていた。

「おいおい、鼻の穴の入り口にすら入れれない先生が胃の中までいけるのかよ。。。」そんな心の声を押し殺し、「頑張れ!頑張れ!よーく見て!もう少し左!あっ行き過ぎた!今だ!」と応援していると7回目くらいのチャレンジで無事鼻の穴をクリア。その頃には僕は笑っていて、なんだか緊張も無くなっていた。今となっては、あれは僕の緊張を和らげるためのお芝居だったのだろうか?

1番簡単そうな鼻の穴をクリアした先生は、みるみるスピードでカメラを胃に到達させた。そこで僕の胃・十二指腸潰瘍がはっきりと確認でき、診断されたのでした。

興味深い著書との出会い

それから2週間後、僕の胃・十二指腸潰瘍を知った知人がある1冊の本を教えてくれた。その本は800万部の世界的ベストセラー、(著)リズ・ブルボー、(訳)浅岡夢二の「自分を愛して!」。体の不調・病気を心身医学的立場から読み解く本。「〈こころ〉と〈からだ〉の処方箋」と謳われるスピリチュアルな「読む救急箱」なのです。

そこには胃・十二指腸潰瘍の原因となる感情的・精神的・スピリチュアルな面からの原因追及と対処方がしっかり書かれていて、とても参考になった。

でもそれ以上に今、心配している知人がいる。最近、癌と診断され、必死に病と戦っている彼女に、真っ先に「自分を愛して!」を共有したいと思った。この本に書かれていることを信じるか否かの判断は個々の自由だ。胃・十二指腸潰瘍と診断された僕は、直感的にこの本に救われた。もしかしたら癌と戦う知人のことも救ってくれるのかもしれない。そんな思いを込めて、以下は「自分を愛して!」を引用させてもらうことにする。

癌(cancer)

肉体的なレベル

癌とは、細胞が変質し、細胞の再生システムがおかしくなってしまった状態のことです。癌になった部位がどこであるのか、そしてその部位がどんな機能を持っているのかを確認することによって、より明確な情報を得ることが可能となります。

感情的なレベル

癌になる人は、幼い頃に、一方の親、あるいは両方の親との間で深く傷つく経験をしており、その傷をたった一人で耐え忍んできた、ということが言えます。私たちの感情を深く傷つけて重い病気を引き起こす可能性のある原因としては、次の五つがあります。つまり、〈拒絶〉、〈見捨て〉、〈侮辱〉、〈裏切り〉、〈不正〉です。中には、それらの原因によって、複数の傷を負っている人もいます。一般的に、癌になって苦しんでいる人は、もともと、愛の思いをもって他者と調和して仲良く生きたい、と非常に強く願う人なのです。ですから、仮に、親に対して、恨みや怒り、憎しみの念を持ったとしても、それを心の奥深くに完全に抑圧してしまいます。そして、その状態で長い年月を過ごしてきたのです。中には、自分が経験したこと、経験していることに関して、神を恨んでいる人もいます。しかし、そうしたネガティブな感情を自分が持っていることを、決して認めようとはしません。それらの感情は心の奥に押し込まれます。そして、傷つく経験をあらたにするたびに古い傷がうずき、蓄積された感情はさらに大きなものになっていくのです。そうして、ある日、ついに我慢の限界に達します。その時に癌が出現するのです。親との葛藤を解決した後であっても、癌になることがあります。もちろん感情のブロックが起きている間に癌になる場合もあります。

精神的なレベル

もしもあなたが癌にかかっているとしたら、幼い時に自分が傷ついた苦しんだ、ということを素直に認める必要があります。そして、一方のおうあ、あるいは両方の親を自分が憎んできた、という事実を受け入れましょう。そう、自分もまた、ごく普通の人間であるということを受け入れるのです。あなたがたった一人で苦しんだことが、より多くの問題を引き起こしてきたのです。あなたは、きっと、親もとから離れればもっと自由になれるだろう、と考えていたのではないでしょうか。しかし、そんなことはないのです。あなたのハートと魂は、あなたがもっと本質的な解決策を取り、真実の愛に目覚めることを望んでいます。その解決策とは「許す」ことです。ただし「許す」とは、単に相手を許すだけではない、ということを忘れないようにしましょう。癌にかかっている人にとって非常に難しいのは、自分が、恨みや憎しみ、そして復讐の思いを持ったことを許すことなのです。つまり、自分自身を許すことが非常に難しいのです。誰にも話を聞いてもらえず、誰にも助けてもらえなかったあなたのインナー・チャイルドは、たった一人で、自分の怒りや恨みを背負い込まなければなりませんでした。その子は、一人きりで、沈黙のうちに苦しんできたのです。どうか、そのインナー・チャイルドを許してあげてください。あなたが親を恨んだのは、あなたが意地の悪い子だったからではないのです。あなたは意地が悪かったのではありません。あなたもまた、ごく普通の人間だった、ということなのです。人間だったら、そんな状況に置かれれば、親を恨み、親を憎むのは当然です。どうそ、この本の巻末に載っている〈許しのステップ〉を踏むことによって、あなたも許しの道を歩んでください。

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