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「感謝と祈り」第741話
茶道裏千家前家元の千玄室氏は、2023年に100歳を迎えられました。
70年以上、国内外で茶道の普及を続ける
その精進努力には、いささかの衰えもないそうです。
そうした千氏の目に、現代社会はどのように映っているのでしょうか。
独自の観点で、厳しい社会を生き抜くための大切な知恵を、千氏はこんな風に語っていました。
これは東日本大震災で、被災された人に、少しでも元気になって欲しいと、千氏が
現地にボランティアに行かれた時のお話です。
『あるお婆さんにお茶を差し上げた時、
「ああ、このお茶がいただけてよかったな。私はお茶のことは知らんけど、この点ててもろうたお茶が、どんなに心を癒やしてくれたことか」
としみじみ語ったと言う。
それを聞いた千氏は、
「たった一碗のお茶でも、こんなに役に立つのだな。ありがたいな。もっともっと多くの方にこの一碗のお茶を飲んでいただいて、皆さんが少しでも苦しみ、悲しみから逃れられるようにしなければいけない」
とご自分に言い聞かせたそうです。』
この経験を通して、思いやりの気持ちを持って、他の人に手を差し伸べていくことが人の心を癒し、誰かの為に何かをしようと働きかけると、その喜びが何倍も自分に返ってくるという事を知ったといいます。
人は人に喜ばれた時に、人生の本当の幸せを感じる事が出来るのだと。
私達も自分の手を使って、少しでも人に喜ばれる事を考えていけば、もっと穏やかに過ごせるような気がします。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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