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開運の導き~「苦難こそが人生の肥やし」
皆さんは、もし今目が突然見えなくなったら?
突然耳が聞こえなくなったら・・?
一体どんな風に思いますか?
人生には必ず思いがけない事が起こります。
全盲ろうにして、世界初の大学教授になった福島智さんという方がいます。
3歳で右目を、9歳で左目を失明。
14歳で右耳を、18歳で左耳の聴力まで失う。
光と音を喪失した世界の中で、福島智氏は何を感じ、
何を見出したのでしょうか?
体験して初めて分かること
福島氏は、両目が見えない、両耳が聞こえないという障がいを持ったことで、障がい者の事を少しは考えるようになったと仰っています。
福島氏にとっての苦悩は、他者とのコミュニケーションを断絶される事でしたが、これも実際に体験してみて分かった事だそうです。
苦悩を体験する事のすごさは、苦悩の一つのパターンが理屈抜きに分かることだと言います。
そしてもう一つは、苦悩する人たちが抱えているものを、
想像しやすくなるという事です。
障がいを通して、他者への思いやりや優しさを持てるという一つの事例ではないでしょうか。
これはこれで肥やしという考え方
挫折や失敗をすることはしんどいし、出来るだけ避けたいって誰しも思うと思います。
でも、恐らくほとんどの人が、人生の中で挫折や苦労を経験する事になります。
だから、それが来た時に、「これはこれで肥やしになる」
と思えば良いって福島氏は言います。
昔、日本にも肥溜めが沢山ありました。
臭いし、皆が避けて通りたいって思うけど、それが肥やしとなって立派な作物を育てたのです。
だから一見無駄に見えるものや、嫌われているものが、
実はすごく大切な物に繋がっていくのです。
これは自然界の一つの法則です。
苦悩をどう受け止めるかによって、人の真価が試されていくような気がします。
苦悩というフィルターをかける事で、その人の本質が磨かれ、真価が問われていく・・。
したがって、障がいを持ったことや病気をしたこと自体に意味があるのではなく、それをどう捉えるかという事が大事。
それを通して、その人が自分自身や他者、
或いは生きるという事の意味が見いだせるような気がします。
今日も応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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