「感謝と祈り」第478話
筑波大学名誉教授、村上和雄氏は、チベットのダライ.ラマ法王から、「これからは
日本の時代が来る」と聞いたそうです。
しかし、日本は人口減少も続き、経済力も衰退しているので、その話はにわかには信じられなかった言います。
皆さんご存じのダライ.ラマは、五十年もの間、中国から迫害を受けていました。
その中国に対して、彼は「我が先生です」と仰っているのです。
ネガティブな出来事を、見事にポジティブなエネルギーに変えていました。
あの弾圧がなければ、ダライ・ラマは単なるチベットの法王であり、チベットの国王にすぎませんでした。
おそらく平和の問題を、民族を超えて、宗教を超えて語れるのは、彼しかないのではないでしょうか?
村上先生は、それまでストレスをネガティブ・ストレスとポジティブ・ストレスの二つに分けて考えていたと言います。
ネガティブなストレスは、ネガティブな遺伝子のスイッチをオンにしてしまうものだから、ネガティブな思いを避けるようにしていたのです。
しかしダライ・ラマ法王を見ていると、厳しい弾圧というネガティブなストレスが、彼のポジティブ遺伝子のスイッチをオンにしているんです。
そして、日本人には昔から助けあいの精神というものが根底にあり、大自然を畏敬する民族であると気づいたのです。
これがダライ.ラマ法王が、これからは日本の時代だといった所以です。
仏教でいうなら、『衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)』という、「人のために尽くそうという願いを持つ」こと。
神道でいうなら、『世のため人のために尽(つく)さしめ給(たま)へ』という、「世のため人のために尽くさせてください」という事でしょうか。
日本人の持つ、こうした美意識を大切にして、これからは人の為になるような生き方をもっと模索していきたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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