「感謝と祈り」第25話
おはようございます。
今日はこんな言葉を紹介します。
【他人より優れていることは、 大きな欠点である】(吉田兼好/徒然草)
普通は他人よりも能力があって、優れている方が、長所に見えるはずです。
では、何故吉田兼好は、優れている事が欠点だと敢えて言ったのでしょうか?
それには大きな意味があります。
人より能力があると、自信過剰な人となり、「傲慢」な気持ちが起きやすくなるからです。
中には、本当に人間の器が大きくて、優秀なのに謙虚な人もいる事でしょう。
でも、普通の人は、ちょっと能力が高いと人を見下したり、馬鹿にしたり、口には出さなくても、傲慢な気持ちを持ってしまうのではないでしょうか?
それが行動につながり、良い影響を周囲にもたらせば良いのですが、プライドのある人は、人の意見やアドバイスに耳を貸さず、自分の意見が通らないと怒ったり、勝手な振る舞いをしがちになります。
すると、人間関係のトラブルとなり、これ以上の向上が望めなくなります。
自惚とは、他者との比較において生まれる感情です。
自信が自己肯定感が高い事だと、本人は思っているのかもしれませんが、強がりと自己肯定感は少し違うように思います。
本当に自己肯定感の高い人は、あえて強く言うこともなく、その場で人と自分を比べたりはしないでしょう。
「秘すれば花」という世阿弥の有名言葉があります。
人と自分を比べて、優越感を持ちそうになったら、謙虚な気持ちを思い出し、自分の考えや行いに傲慢さがなかったか、今一度検証していきたいですね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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