開運への導き~「沈黙が持つ力とは?」
おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。
皆さんは誰かと話している時に、フッと会話がと切れる事ってないですか?
そんな時、気まずいと瞬間的に思ってしまいますよね。
特に初めて人にお会いした時や、口数が少ない人と対面した時・・。
会話の糸口を探したり、別の話題に切り替えようと、必死になったりします。
でも、会話の中の「沈黙」って悪い事なのでしょうか?
聖心会のシスターで文学博士の鈴木秀子さんの言葉を参考に、私なりの思いをお伝えします。
「沈黙」が持つ癒しとは?
常に人生の悩み、苦しみに向き合っていらっしゃる鈴木さんは、こんな風に仰っています。
「沈黙」には癒しの効果があると・・。
その人の傍にいるだけで、命の繋がりを感じ取ることが人間にはあると言われます。
元々そういう力が誰にでも備わっているのです。
悩んでいる人に対し、何も聞かず「沈黙」の時を過ごす・・・。
こういう時は聞く側も、「この人に良い道をお授け下さい」と祈っているのだと思います。
一定時間、黙ってその人の傍に寄り添う事の方が、ある意味難しいように思います。
でも、その間何も話さなくても、相談者の方はじっと自分の将来を考えている場合があります。
だから無理に聞き出さなくても、「沈黙」という時間がとても大事になってくることもあるのです。
相手の命に向き合う
心理療法の一つにゲシュタルト・セラピーという療法があり、今日はその一つの例をお話します。
鈴木先生がその療法に取り組んでおられたとき、先生はアメリカからある大変有名な先生をお呼びしたそうです。
そしてその時に、不登校の男の子のセラピーをお願いし、鈴木先生が通訳をなさったそうです。
その時に偉い先生は、「今一時間あるけど、何がしたい?」ってと聞くと、男の子は「黙って過ごしたい」と答えました。
そして、先生は一時間ずっと黙っていらっしゃる・・。
今自分に出来ることは祈ることだと思い、「神様、この子の人生を良く計らって下さいますように」と念じながら、一緒にその場におられたそうです。
気を揉んでいらっしゃった鈴木先生でしたが、一週間後、どんな変化があったと思われますか?
実は、母親からの電話で、次の日から毎日学校に通い、再び登校するようになったそうです。
あんな立派な先生に、何を教えていただいたのですか?と母親に聞かれたという事です。
これこそ、「沈黙」が持つ力が発揮された、一つの例かもしれません。
相手の可能性を信じることがとても大事ですね。
今日もあなたの事を応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。