「感謝と祈り」第237話
祈りについて、とても大きな効果があると文学博士で、シスターの鈴木秀子さんがお話されています。
(鈴木)
戦時中、我が子を戦地に送った母親は朝まだ暗いうちに近くの神社に行ってお百度参りをしていました。
お百度参りとは、鳥居から本殿までを往復しながら百回詣でて無事を祈願するもので、その祈りが遠く離れた異国にいる我が子に伝わり、母親の祈りを感じて元気が湧き戦地で生き抜いたという証言を、いくつも耳にしています。
祈りは何千キロも離れた我が子の元に届けられ、それを確実に受け取って