悪いものを忌み嫌いよけるではなく互いを認める”全体論”とは?!
(2018年11月のメルマガより抜粋)
実は今やっている「ファスティング」で思うところが多くてですね。
まず、ファスティングというと、「ダイエット目的」と思われる方も多いと思うのですが、私が学んでいるところのファスティングは「デトックス」と「リセット」が主で、「ダイエット」はあくまでその副産物。
確かにファスティング自体は、酵素ドリンクと水だけの生活なので体重減少して当然なのですが、これはリセットなので、その後の「通常食」に戻ってから食生活をどのようにするかが大切。
そこで食育についても学ぶわけですが、そこでアドラー心理学で言うところの「全体論」を考えさせられました。
食について学ぶと「小麦はダメだ」「砂糖はダメだ」「乳製品はダメだ」とNGなものを学ぶことになります。
確かに、添加物がたくさん入っているもの、有害物質が入っているものを大量摂取したいとは思いませんが、〇〇は悪だから排除すべきというのは、湯本にはちょっと違和感があり、本当にそうかな?と思うことがあります。
ベジタリアンの人にとって「肉」は排除すべき悪
糖質制限している人にとって「お米」は排除すべき悪
ファスティングの学びでも「小麦」は排除すべき悪と
でも、それらはみんな、それらの主義の「メガネ」を通して判断しているのであり、他の主義の方のメガネでは何でもないことだったりします。
身体の仕組みを知って、それに必要な栄養を摂れる食材を積極的に摂ることはどんどんすべきだし、知ってて身体に害があるものを積極的に摂る必要はないと思いますが、どんな物質にもその存在には役割があり、「イイ・悪い」でジャッジできるものではないと思うのです。
そして「徹底する」ってなかなかストイックですし、視野が狭くなりがちだとも思います。そもそも人間なんて「矛盾」があって当然の生き物ですしね。
1・0(イチゼロ)では語れない、白・黒、賛成・反対、善・悪では分けられないことも多いはずなんです。
でも、世間はわかりやすさを好み、そのわかりやすさによって勢力が強まる傾向があるので、「悪」を見つけては徹底的に撃退するというのを起こしやすいのだと思います。
これは「食」に限って言うことではなく、「生き方」「価値観」「考え方」も同じで、単純なイイ・悪いではなく、人により多種多様、千差万別なわけで、また時間の経過とともに変化もするものです。
でね
アドラー心理学には「全体論」という考え方があります。
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