自分の言いたいことをいうのが苦手な人へ
こんにちは!ゆみです。
普段、組織でリーダーをしている人をメインにコーチングをして生きています。
他者を支援する立場にある組織のリーダーの皆さんから、
よくいただく質問で、
「本当は伝えたいことがあるのに、言いたいことが言えないんだよ」
というお悩みを頂くことがあります。
いや怖いよね、わたしも怖い。
言い方を間違ったり、もしくは相手のためにも、何にもならない視点の評価になってしまったりすると、伝えたいことも伝わらなくて失敗したこともたくさんあります。
もっとうまくできたんじゃないかと思う経験もたくさんしてきました。
でもね、適切なタイミングで、ちゃんと相手に愛を持って伝えた先にちゃんと「言ってよかった」「言われてよかった」と思えることってたくさんありました。
クライアントさんや、メンバー、そして最近はわたしの会社の経営メンバーからも、
「あの時に、ちゃんと必要なことをゆみさんに言ってもらえてよかった」
と言ってもらえたこともあり。
伝える前は勇気もいるし、声も震えたこともあったけれど、届いてよかった、受け取ってもらえたと思う経験もたくさんできてきたんですよね。
きっとコミュニケーションのやり方の知識がわたしより、たくさんある人もいるし、もっと上手に説明できる人もいると思います。
わたしは、元々はコミュケーションが苦手だったを試行錯誤して、コーチになった人です。
そんな、わたしだからこそ、言いたいことを伝えるのが、苦手なんだよねという人が、自分と相手のためになることを心から思いを伝えられるように、愛と勇気が湧いてくることを願って書いています。
伝えられないときに起きていること
言いたいことが言えないときって、どんなときなんでしょう。
私が今までいろんな、クライアントさんや、自身の心におきていたことってこんな感じなんですよね。
心がぴくってした人はいますか??
これまで、他者を優先して自分を優先できなかった人、もしくは、自分を優先しすぎるのは良くないんじゃないかと感じるようなショックな出来事が起きた方にはこの心情になりやすいのではないかと思います。
結構、軸となるのは、結構、自己否定の思考なのですよね。
最後らへんは、他者を信じられない気持ちとかも同時に入ってそうではあります。
この心情がおきているのって過去に、一度でも頑張って伝えたけれども伝わらなかった経験がある方だったりするんじゃないかなと思うんです。
だからこそ、自分のことを過剰なほどに傍に置いて、自分の言いたいことを必要以上に言えなくなってしまうこともあるのかもしれないなと感じるんです。
「言えばよかった」の後悔が起きた出来事
なにも言わなかった結果を責めて、「言えばよかった」と後悔してしまうひとをたくさん見てきました。
わたしもここに陥ったことがあります。
特に対人支援を志し始めた、大学生の頃に、NPO法人で1年間走らせるプロジェクトのイベント運営の責任者をしていた時があります。
当時は、自分以外にもメンバーはいて、全員大学生で、それぞれ学業も同時にしていたし、アルバイトもしていました。
走らせていたプロジェクトは利益を発生させない範囲ですが、お金もいただく内容でした。月に一度子供を集めて、イベントをするという内容だったんですよね。
集客も、プログラム作成も、当時の動きを決めるのも自分達という、今考えたら、大学生なのにスタートアップみたいな業務量があって、期間内に終わらせないといけないタスクって死ぬほど発生していました。
今考えると大学生にここまで任せてくれるのはすごいなと思います。
ただ、参加しているメンバーの熱量も事情も、大学生ということもありバラバラでした。
タスクを割り振っても、それぞれの事情もあって、なかなかやってくれないということが起きていました。
何度、タスクを依頼しても断られることが増えてきたことで、疲れてきたわたしは「もう頼んでもやってくれないんだろうな」「自分が我慢すればいい」と、当時は笑って、周りに優しくするのが一番いい、自分の考えは傍に置いて、相手を全肯定すれば嫌われないし、問題ないんだろうとやりすごしてしまっていました。
プロジェクト自体は、なんとかそれで回っていました。
副代表が、わたしのその行動をよく思っていないのも感じていましたが、触れるのが怖くて最後までわたしは、その子と話そうとするのを避けていました。
結果として起きたのは、プロジェクトメンバーの空中分解でした。
一人ひとりメンバーが、少しずつ気づいたらやめていく。
そして、最終的に最後に残った副代表に言われたのは、
「全て背負っているみたいな顔して何も言わない」
「ちゃんと何考えているかいってほしい」
という言葉でした。
言われた時の直後の感想は、ぶっちゃけていうと面をくらいました。
何も言わないことが正しい、自分が思っていることおかしいのかとおもっていたのに、何かを言うことをまさか求められていたなんて思わなかったんですよね。
同時に、
「もっと早く教えて欲しかった」
と思ったのが率直な感想です。
もしかしたら、わたしがやるべきだったのは、タスクを一人でこなして我慢することじゃなくて、
「プロジェクトをみんなでやりきりたいから、協力してほしい」
「だから、みんなの思いも聞かせてほしい」
と伝えるだけだったのかもしれないと今になって思うんです。
お互いを本当はわかり合いたかった、一緒にこのプロジェクトを完遂させたいと思いは間違いなくお互いにあった人もいたのかもしれない。
きっと、そうじゃない人もいたと思います。
それでも、伝えないとわからないこと、聞かないことはあったのだ、ということを私自身学んだ出来事です。
後悔したからこそ、大事にしておきたいこと
こんな私が後悔したからこそ、いま私がクライアントや周りの人間関係で大事にしていることがあります。
それは、まず自分の中にある考えや思いを認めてあげることです。
自分の考えや思いがこの場に存在することは、今この瞬間に存在していて、だれからも評価をされることを気にする必要がないことなんです。
NPOの時のことを思い出すと、「みんなに協力してほしい」って思ってしまうことが、だめなんだ、自分が我慢しなくちゃいけないんだと思い込んでいました。
昔のわたしに言ってやりたいです。
協力してほしいと思っているのを、間違っているなんてことはないんだよ。あんたの本音だろって。
関係性をこれからも大事にしていきたいと思っているからこそ伝えたかったし、やり遂げたいことがあった、相手にも、理解して欲しかったんだろって言ってやりたい。
自分も本当はしんどくて限界だったんだろって。
心の中で、もっとみんなが協力してくれたらいいのに思ってたんだろって。
まずは、あんたの考え間違ってもいないし、ただその思いを大事にしてげなっていってやりたいです。
受け取ってくれなかった時はどうしたらいいの?
勇気をもって伝えたけれど、受け取ってもらえないと言う経験もある人もいると思うんですよね。
これを言うと元も子もないかもしれないと感じるかもしれないのですが、受け取るか、受け取らないかは相手の自由なんです。
受け取られなかったら、
「やっぱりわたしが悪いんじゃないか」「言っても無駄なんだ」と思うかもしれないんですよね。
でもね、
あなたが悪いわけでもなく、相手が悪いわけでもないんです。
あなたを否定しているのではなく、その人がめちゃ悪い人だった場合は除くかもしれませんが、その人が自分の考えとあなたの違いがあっただけなんです。
受け取ってくれ人とは、対話していけばいいし、受け取ってくれなかった人には、「そうか、わかったよ」でいいんです。
相手の考えを無理に変えようとするのは、できないことなんですよね。
不可能なこと、コントロールできないことに時間をかけているのはエネルギー使いますし、結果も出ないのであなたがしんどいです。
お互いの考えを理解したのであれば、一定変えようとすることは手放して、最低限、合意できることは、何か?を対話しながら、探していく方が自分にとっても相手にとっても、その後良い関わりができるなと感じたりします。
NPOの時のわたしの例もそうですが、「もっと協力してほしい」という思いを伝えてもなかったから、それができるのか、やりたいのかどうかもわかんないまま終わったのがわたしの大きな後悔なんですよね。
早く対話できていたら、もっと彼らも早くあの団体を辞められたかもしれないし、逆にもしかしたらもっと協力してくれていたかもしれない。
どちらにせよ、ズルズルと決断を先送りにすることはなかったと感じたりします。
大切な相手とのより良い未来を願うならば
ここまで読んでいただいお分かりの通り、伝えるというのはエネルギーがいります。
あなたの大事なリソースを使ってでも伝えたいと思っている人に対しては伝える覚悟をもつことが大切だと感じます。
向き合いたいんだけど、それでも、伝えるの苦しい、自分の考えがやっぱり間違っているのかもしれないって思うのわかるんです。
わたしもそうだったから。
でもさ、言いたいこと我慢して、「やっぱりダメだった」って諦めたくない関係性や成果を諦めるのを、繰り返すの、もう嫌じゃないですか?
「自分が間違っている」という考えを手放して、相手とのよりよい未来願っていることを認め、伝えられるよようになってから、後悔することも少なくなりました。
もちろん、途中離れていった人もいます。
きっとその人たちは、わたしと歩む未来が違っただけなんです。
だからこそ、私が私の未来も私が一緒に未来を歩みたい人を見つけることを「諦める」ってことは無くなりました。
むしろ、クライアントさんから、リピートされることが増えてわたしと未来を築いていきたいと思ってくれる大事な人たちが前よりも増えてくれていることを実感しています。
覚悟を持ってお金を払ってくれたクライアントや、これからも、大切にしていきたい関係や成果を望んでいる相手だったりするなら、なおさら、伝えたいこと、思いがあるものは伝えていこう。
あなた自身のことも諦めず、相手との未来を諦めずに築き上げられるように、しようよ。
私も一緒に、考えさせてほしいんです。
ボロボロで失敗だらけだったけれど乗り越えてきたわたしだからこそ、きっと伝えられることや、一緒に向き合ってあなたと乗り越えられることがあると信じています。
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