人を育てるということは、どういうことなのか
こんにちは、ゆみです。
わたしは、普段人間関係のお悩みを持たれている人、対人支援をお仕事にしている人の支援をしている人に向けてコーチングをしています。
「人を育てる人を育てるコーチ」です。
コーチングを法人にたくさん提供させていただいた中で、たまにあるというか、オーダーがあります。
「部下の引っ込み思案なところを治してほしいのです」
とかです。
悪いとかではなく、ちょっとだけ表情としては
「な、なおすだと・・・!?('ω')」
って顔になってしまうわけです。
オーダー頂いた方に、詳しくどういう状態にしていきたいと思われているのかを具体的にお伺いすると、
「明るくコミュニケーションとってほしい」
「もう少し話しやすい雰囲気を本人が作ってほしい」
というお話になるのですよね。
なぜ、こんなオーダーを頂くかというと、きっとここに至るまで、
「うんともすんとも言ってくれない」
「一生懸命話しかけても全然リアクションしてくれない」
「どんなに頑張っても答えてくれない」
みたいなお悩みがあることもあります。
そもそも管理職のお仕事はめちゃくちゃ、大変なのでキャパがいっぱいでしっかり見てあげられる余裕もなかったというパターンも無きにしもあらずです。
活躍してほしいという期待を込めているからこそ、依頼いただいているのかもしれないなとも思います。
もしかしたら「治してくれ」とある種、人に投げたいくらい、さんざんやってきた!もうしんどい!!みたいな時もぶっちゃけパターンとしてあって、藁にも縋る思いでご相談にいらしてくれる方もいます。
今日noteは、部下の育成がつらくなったときに、持っていただけると良い視点をお伝えしたいなと思って書いております。
相手の特性は変える必要があるか?
仮にですね、わたしがこの引っ込み思案の部下へ育成する立場となったら、「引っ込み思案」というこの元々本人が持っていそうな特性を、ご本人の人格を治す、必要はないなと思っています。
むしろ、ある種人格を他者が変えようとすることは、逆効果だなと思うくらいです。
そもそも、人格を「治す」なんてことはできないと断言しても過言ではありません。
「今あなた、引っ込み思案で、周りとコミュニケーションうまく取れてないみたいなんなんで明日から明るく生きてください!!」
って話してコミュニケーションとったところで、
「え?('ω')」
ってなって、心の扉が逆にスッとしまること必至です。
いきなり自分の人格を変えろと言われても困りますし、受け取ることなんてできません。
(本人が心からこんな自分は嫌だ!とそもそも思っていた場合は別かもしれませんが)
適切な形でフィードバックをしよう
じゃあ、どないすればいいねんって話かもしれません。
まずお伝えしたいのは、人格否定は一切する必要ありません。
ボロカスいわれたい!っていう人もいるかと思いますが、そう言う人は、おそらく自分でマッチョな経営者に相談に行かれるのではないかなと思います。今回はそういう方は対象外とさせてください。
本人が起こしているアクションに対して、周りにどんな影響を与えているかは、フィードバックをすることは必要です。
コミュニケーションを一切とらないことに対する課題認識すらしていない可能性だって、なきにしもあらずだからです。
意外にこのパターンはあります。遠回しには言ってるけど、ダイレクトには伝えていなくて、伝わっていないことはあるかもしれないなと思うわけです。
フィードバックで大切なことは、以下の7つのステップです。
<NG例>
<OK例>
とですね、しっかりとダイレクトに伝える必要があるわけです。
伝える方法はたくさんあるわけですが、今回は相手が少し繊細かもしれないなと思われる人のパターンを想定して書いてみました。
フィードバックをして感じたことを聞いたうえで、ネクストステップに必要なことを一緒に考えて、アクションを一緒に決めることも可能だなと感じます。
そもそもフィードバック言うの怖いよ!みたいなこともあるかもしれません。
そんな時はぜひご相談ください。
相手の特性を生かしたアクションを決める
フィードバックの後には、アクションを一緒に決めるプロセスがあるわけです。
ネクストアクションはぜひ、その人の持っている特性を生かしながら、目的を達成する方法は何かを一緒に考えることをぜひやってあげるといいかなと思ったりします。
人を育てるということは、その人の持っている特性を無理やり社会に適合させるために変えることではありません。
いつも、本人が明るくいる必要なんてありません。
最初はテキストから始める
顔を上げることからはじめる
挨拶から始める
どんな形からでもスタートできます。
その人ができなかったことができるようになること、本人が組織の中で成果を出しながら働けることが大切なのであれば、相手の特性を否定している場合ではありません。
本人が成果を出しやすい、生かしやすいアプローチを一緒に考えていくのが大切です。
人を育成するとは何か
結論、直接的にコーチがメンバーを育てるということも、もちろん可能なのです。
「こういう風にしてくれ」とオーダーされたら可能な限り、答えたいともお思っています。
しかし、コーチではなく本来は育成する立場の人が、人を育てるマインドと知識を入れるだけで、メンバー自身や事業が伸びていくだけではなく、人を育成する立場の人たちにとっても、中長期的に見て楽になるはずだと感じています。
なぜかというと、人を育てるということは、自分に向きなおす必要があるタイミングが来ている証拠でもあるからです。
何とかしなければと考えてネクストアクションを打ちまくることや、
誰かに丸投げする前に、
まずは今の自分自身の中に渦巻いている苦しさを生んでいるマインドを洗い出すタイミングでもあるからです。
本来育てたいと思っている人を育てていくために、阻害になっていること、促進となることは何か、今自分が執着していること何かを見つめることができる機会があるのは、まさに人を育てる機会があるからこそだと感じてもいます。
偉そうなことを言っていますが、人を育てる体験ということを通して自分自身を見つめなおすことが沢山出来ました。
人は他者に自分を投影することがあるというのは、まさに育成をするようになってより感じたことです。
人を育てることとは、自分を知り、相手を知ること、そしてお互いを育て合うことなのだと日々実感します。
今日やってみよう!と書いたことも
「頭ではわかっているけどできない」
「難しいししんどい」
「時間がない」
みたいなことも起きてくるかもしれません。
もしかしたら、それは外部的な要因もありますが、自分自身の価値観や欲求が変化することを困難とさせていことがあるかもしれないと思っています。
「コントロールしたい」
「自分がなんとかしなければならない」
「成長させなくては」
「見たくない」
こういうマインドが強い方がそもそも、正直育成に限らず、これまでの生き方のパターンで生きづらさを感じ始めている、頭打ちになっているタイミングを感じている人も少なからずいらっしゃるのです。
だから、しんどいのですよね。
きっと思うようにいかなくて、自分を否定したくなることもあるかもしれません。
苦しくて向き合うのが嫌で、泣き出したくて放置したくて、早く手放したいのに、でも手放せないみたいな気持ちが湧いているかもしれません。
心から伝えたいのは、もう一人で頑張るのは辞めましょう。丸投げでもなく、一緒に立ち向かわせてほしいのです。
育てる相手を何とかするだけではなく、あなた自身を大切にいかしていくためにも一緒に立ち向かわせてほしい。
他者を育てられるだけではなく、自分自身を心から生かせる人になっていくことを一緒に目指すことを手伝わせてください。
すこしでも、私と話してみたいなと思ってくれた人は連絡をしてください。
待っています!!
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