人生の武器になる「超」勉強力
大学院2年目の読書録。第一弾です。
ちょっとnote投稿をサボっている間に、院も2年目になってしまいました。
そして初っ端から実はコロナ感染w
4/1から自宅療養中なのです。
時間はあるのに、頭が痛くPCを開くのも億劫。やらなきゃいけない、読まなきゃいけない本は山積みですが、正直、頭くらくらで無理。
研究につながりそうな書籍は諦めて、弱った頭と弱った体力で読める本を無理のない範囲で読むことにしました。
ついでに…これまでnoteではPCで記事投稿していたのですが、隙間時間活用できるよう、スマホで投稿完結についてもトライしてみたいと思います。
誰かにおすすめ、というより、自分の備忘録ですので、ダラダラ焦点も絞れず書いてますが、ご容赦を。
ということで、第一弾です。
study01.齋藤孝 学びは人生の「祝祭」だ!
・活力ある人間はネガティブな状況も刺激にする
・つねに深い世界を求めて沈潜していく力、それが知的体力。わからないが「何かがすごい」ということはわかる。そんな感覚を体験して「もっと知りたい」と思う。この精神の働きが「知性」。
・「妬まないこと」は知性の証。愛情は不安定なものだが理解は基本的になくならない。積み重なる。
・自分の理解力の幅や、思考の範囲を広げていくのが、学びの楽しさ。
・福沢諭吉『学問のすすめ』より
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の後に続くのは「人間の賢愚の別は、学ぶか学ばないかによってできる」
学ぶか学ばないかによって、人はわかれる。
・仕事や生活を通して自然と積み上がっていくスキルや経験と異なり、思考力は何もしなければ自然には身に付かない。勉強とは「自分を広げる』こと
・勉強すると「遠くの景色が見える」ように。「見晴らし』がよくなり、適切な行動を取れる。勉強すればするほど、世の中のいろいろなものごとの、真の姿が見えてくる。これが勉強し続けられる人に与えられる最大のご褒美。
・「思考中毒」になろう。考えることが習慣になるとワクワクしながら生きることができる。
・自分が考えたことを記録し続けると思考習慣ができる。例えばスケジュールの横に思考内容まで書く。
・考えるべき問題と、考えても仕方がない問題を見極める
・思考力を上げるには「自己内対話」のスキルが効果的。自分ツッコミ。
・情報をインプットする段階から「自分ならどうするか』を意識。会議でも講義でも「こう聞かれたらこう答えよう」と常に考えながら聞く→常に自分ごとに。
・課題やテーマを明確に。意識は志向性あるもの
・狩猟するように学べ。新書1冊の読み方例
20分で重要なキーワードに印を。20個ほど。
すると肝になる章と概要が掴める。残り10分で肝の章を読む。30分で人に語れるほどに。
・大人の勉強法 3つ。
1.学校の勉強の学び直し。特に各教科の副読本がおすすめ。
2.自分の仕事に関連づけて。必要と活用と。
3.芋づる式に学びのテーマをつなげていく。
自分の知識が広がってつながる楽しさが知性の喜び。
・学びのテーマを1年ごとに変える方法も。五木寛之氏の「転倒」テーマの例
・知的体力を養うために最適なのは読書
・聞く、読むのには、自分の内側にスペースを設け、他人の考えが入ってくるスペースをつくっておく。他者の思考を取り入れていくプロセスが、聞くことであり、読むこと。寛容力へ。他人の思考によって自分の幅が広がる。勉強の楽しさ。
・音読すると知性が鍛えられる
・インプット1、アウトプット9。アウトプットが内容を確実に定着に。
・アウトプット前提でインプットする。すぐに人と話すのが効果的。
・アウトプット時。何が重要からポイントを3つ程度に絞って話す。羅列は伝わらず。
・たくさんの人を「師」として学ぶ。
吉川英治「我以外皆我師」
知の案内者を見つける手法は、学びのテーマがはっきりしないときにも使える。
・とりあえず10冊読めば自然とテーマも広がる。ある分野の本を20冊読めば、人にそこそこ話せる「専門家」と名乗れるのでは。
・本居宣長『うひ山ぶみ』より
「才のともしきや、学ぶことの晩きや、暇のなきやによりて、思ひくづをれて、止むることなかれ、とてもかくても、つとめだにすれば、出来るものと心得すべし、すべて思ひくずをるるは、学問に大にきらふ事ぞかし」(才能がないとか、学ぶには年をとっているとか、時間がないなどといって、学ぶのをやめてはいけない。学問は、とにかく努めさえすればできるものだと心得なさい。学問には、あきらめて挫折するのがいけないことだ。志を高く持ちなさい」
・学ぶ人ほど、この世界は生きる価値がある。
・人類全体が、今後も予期せぬ困難に見舞われる時代、思考、判断、表現が求められる。学びによって自分を広げていく爽やかさを獲得することも、人生の祝祭になると考えている。
・教養や文化の意味のcultureには耕す意味も。
晴耕雨読で学ぼう。
study02.中野信子 学びは自分を守るための武器
・2020年のパンデミックは人類史の転換点。そんな中持つべきはものごとの「価値を測る基準」を持つこと。危機的状況の中では同調圧力が生まれがち。そんな中、「学び」はもっとも効率のいい投資であり、自分を守るための「武器」「道具」たり得る。
自分の基準をつくる営みこそが「学び」。
・多くの人がものごとを一般化して考えるようなときに、ひとりで考え直すくせをつけると良い。
理由を求めるくせをつける。その理由が自分の中で腑に落ちなければ、そのままにしておく。
答えが出ないものを自分の中に抱えておける力、それこそが「知的体力」。
SEOなどで自分に都合良い情報だけ集まりがちな現代、特定の考え方をすばやく掴んで理解するのは知性ではない。「自分と違う意見をどれだけ抱えていられるかー異なる意見や考えのなかで右往左往できるか』が、本当の知性のあり方。
・勉強ができるようになるには、まず好きになること。
・自分の好きなことから「学び」に寄せていく
・「義務としての学び」の先に「喜びとしての学び」が待っている。どんな状況であっても、自ら新しい可能性を求めて学び、自分を「喜びとしての学び」に到達させる力こそが、これからの社会を生き抜くうえで欠かせないものになる。
・知を得るだけではなく「運用」する。得た知識を活用し、「自分で考え、自分のものにしていける力』を培う必要。これからの学びは「知能の骨格』のようなものをつくっていくべき。
・テーマの中に「入り込む」と忘れない。
ポイントは「自分ごと化」。エピソード記憶は定着しやすい。
・試験勉強などの効率的な進め方
あらかじめ全体を読んで「地図」を作る。
2週間で読み終えるような全体把握用に薄いもの。
テキストの目次で大まかなロードマップを作り、全容理解の後、知識の肉付け。
・知的空間の広さが、教養を厚くする。
他の人と異なる角度からの意見、広い見地からの意見、幅広くものごとを理解し、自ら創造的に思考できる力。教養の厚みは、知的空間の広さが担う。
・自ら創造的に思考するー自分の頭で考えるとはー「常に問いを立てる」姿勢を保つ。
・国語力が足りなければ、「考える」ことができない。
・体が少し疲れている方が、勉強に集中できる
・集中とひらめきで、時間帯を変える。
朝:創造的な活動。数学の難問
夕方:ゴールが明確で区切りをつけやすい、メールや原稿、レポート
夜:学んだことの整理、暗記
・勉強が続かない時は目標の再設定を
・努力そのものを楽しむと成績は落ちていく
何かのスキルを身につけたいなら最短距離で能力をあげる戦略を
・「己を知ること」が、学びの9割をも左右する
周りでなく、自分の特質や強みに目を向ける
・メタ認知:自分の行動や考え方や性格などを別の立場から見て認識する活動。自分で自分をわかる
・自分を知る方法→人は何かと比較することでしか自分についてわからない。比較する対象を、
「自分の理想像に近い人」に設定し、「過去の自分」と比較。昨日の自分よりマシなら十分
・「自分の考えが正しい」と思い込むなかれ
確証バイアス:一旦正しいと思い込むと、それを補強する知識や論理しか受け入れられなくなること
・勉強し学ぶことで、他者の「人格のレパートリー」を活用できる。人の意見を活用すれば頭のいい人のように振る舞える
・人は何歳からでも学ぶことができる。自分を豊かにできるのは自分だけ。三日坊主も10回やれば30日の学び。
・好きこそ物の上手なれ
study03.山口真由 学びは巨大な思考実験の場
・「自分のための学び」を探しつつ、同時に「社会のための学び」という視点を心のどこかに持ってほしい
・「自分の頭で考えること」が求められている時代。自分にとって都合の悪い意見や、もっといえば自分が嫌悪感すら抱くような考え方こそ、それらに耐えて自らに問いかけてみるーこれこそが知的体力であり知性。
自分の感情を相対化し、自分の価値観の幅や行動の選択肢を広げていくこと。これが知性の働き。
まずはバイアスを持っていると自覚するところから
・一方で感情や直感も侮れない。感情を原動力に、客観的視点を確保しながら知識を深めていくと、多くの発見があるはず。
・「表現の自由」の大切さを表す言葉
「the right to think the unthinkable,discuss the unmentionable,and challenge the unchallengeable」(思いもよらなかったことを考え、口に出すのがはばかれることを論じ、議論の余地がないといわれてきたことに挑戦する権利)これこそが、学びの本質。
・本来的に学びを巨大な思考実験の場だと考えている。
・「勉強」と異なり、「学び」は、自分が向かうべき場所を自分で設定し、社会の中に自分の場所を作ること
・学びとは本質的に自分の内側に降りていく作業。降り立った時、突然社会につながっているかも→「自分の学び』が、「社会の学び」へ、つながっていく
・勉強しようと思うこと自体が素晴らしい。
一歩踏み出した勇気
・勉強は人生の扉を確実に開く。自分のための学びに出会える可能性も高まる
・勉強が出来る人は「自分の勉強法」を確立している。迷わない。
・難解な文章を理解するのは、才能ではなく「回数」の問題
・時間をかけて努力し続けた人が、最終的に伸びていく。7回読み勉強法
・まず目標(ゴール)設定。プラス5%の力で乗り越えられる目標。プラス定量的なハードルを課す
・明確なゴールのある勉強の過程では迷わない。素直に取り組む
・すべての勉強の基本は国語力。国語力を上げるポイントは、「ていねいに読む」
・知らないことは理解できない。まずは認知から
7回読み勉強法
・「網羅性」の高い一冊の基本書を選ぶ
1-3頭の中に本の全体像を写し取る
・1回目 章のタイトルや見出しを拾いながら、頭の中のノートにそのまま写し取る感覚で読む。漢字を拾うように読み流す。見出しの関係を、なんとなく掴みながら
・2回目 漢字を意識しながら三行ずつ斜め読みするイメージで読む。全体像を捉えやすく
・3回目 2回目と同じ要領。サラサラ読む
4-5読書において大切な「要旨」を掴む
・4回目 頻出するキーワードや詳しく説明される用語などに注目しながら普通のスピードで読む。
覚えよう等は不要
・5回目 キーワードとキーワードのあいだにある説明文を意識。ある段落や項目の要旨(論点は何か、どんな説があるか)を掴むことを目指す
6-7 答え合わせの感覚で「要約」しながら読む
6回目 要旨を説明する引用や具体例にあたる部分を読みながら、キーワードの意味やかんけいせいをより正しく理解。頭の中で要約しながら、本の内容がしっかりスキャンされているかを確認しながら読む
7回目 最後に定着。、頭の中で先に要約しながら、答え合わせする感覚で読む
・読み続けていると突然「わかった!」という瞬間が訪れる
諦めず読み続けてほしい。剣術などと一緒。
・自分の向上を評価出来るマークをつくる
自分が前に進んでいると評価出来るマーキング
例、書き続けて減ったボールペンやメモパッド。論文も質にこだわらず、つまらなくてもいいから一日5ページ書く、などの目標。
・「知らない」ことは怖くない。勉強と努力は「前を向く力」を与えてくれる。
・「小さな疑問」を、放っておかない
学びに積極的な体質になるには、すぐに自分で調べる。努力とは「自分との約束を守り続けること」。自信は自分との約束を守り続けることで育まれる。
無理な約束はしない。出来る約束を守り続ける
・「苦手なもの」から取り掛かる
いったん手をつけさせすれば、次は中身の問題に進める。放置せず。
・4分の待ち時間が有れば、本を読む
6分有れば論文も書く。
隙間時間を無駄にしない。徹底。
・努力し続ければ、今の自分ではない「何者か」になることができる。
すればしただけいい結果が返ってくる。自分の努力と出てくる結果のタイミングがずれることはよくある。誰が否定しても、自分だけは努力した自分を否定してはいけない。
・学びの対象は、「自分が後悔しないこと」にする
自分でたどり着いた場所から見える、自分だけの美しい空に満足できることが大切。他人の評価軸でなく自分の評価軸で決める。
3人とも共通しているのは
・学び続ける意義、重要性
・学びで得られる広い視座
・知的体力
・他人、他者の考え方を受け入れられる力(⇆偏狭さ)
・国語力が重要
・好きなことから学び続ける、自分ごと化
・アウトプットを意識
・常に問いを立てて考える習慣
効率的な学び方・勉強
・まず全体を把握してから詳細へ
・ゴールのある勉強は効率的合理的に。
(学びはゴールを自ら見つけながら)
・隙間時間活用
・繰り返し
そして即実践
忘れたくない部分を、太字にするのと同時に、まずはすぐできることを実践。
・アウトプット→noteで発信
・隙間時間活用→スマホでメモ投稿
・考えたことを記録→スケジュールにとりあえずToDoListを書き込むところから。次はideaや意見も追記していこうと思います。
コロナ感染で回ってない頭で、ここまでやった自分えらい!
ということで、今日はおやすみなさい!
自らの第二の人生のために、そしてそれを広く恩返しできるよう、生涯学び続けたいと思っています。よろしければサポートお願いします。