自分の仕事を再定義すると、仕事の幅が広がる
昨日は、片付けパパこと大村信夫さん https://note.com/omuranobuo にお招きいただいて、
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』
『パン屋ではおにぎりを売れ』
などの著書であり、編集者として企画した本は1000万部を突破しているというカリスマ編集者の柿内尚文さんと大村さんの対談を、素敵なソニーのオフィスに聞きに行ってきた。
柿内さんのトークテーマは「伝える技術」と「伝わる技術」。
PRや営業の仕事をする中でも、「伝える」「伝わる」を毎日毎日考えている私にとって非常に興味深い話題で、大村さんのファシリも心地よくてあっと言う間の1時間だった。
中でも、(これはテーマに入る導入部分の話ではあったけれども)
キャリアという観点からも面白いなと思ったのは、柿内さんが、編集という仕事を「価値を発見して価値を届ける仕事」と定義してから、自分の仕事の幅が広がった、という話だった。
価値を発見して、価値を届けるという観点で見ていくと、「マーケティング」「講演」「執筆」「ブランディング」も全部がその範疇となっているということで、これは私の場合は「PR」というベーススキルを改めて定義することで、ちょっとおもしろい発見ができそうだなと感じた。
ちなみに先日、こんなイベントも視聴したのだけど
私の中では、最近(営業やら、キャリコンやらを担うことの方が多いのもあり)全然アップデートができていないと思っていたPRなのだけども、先端にいる実践者の話を聞く中で、自分の根幹にはやはりPR発想なり、考え方なりが自然と存在していて、ただ、これを「どこに、どう使うのか」という点で今までとは違う使い方をしているだけなんだと、改めて実感した。とともに、自分のベーススキルはPRである、ともっと堂々と言っていいと認めることもできた。
私にとってのPRのように、どんな方にも、おそらくこう言えるスキルはあるのだと思う。
数日前、私は、今いろんな「ドット」を増やしていっているものの、それをなかなかコネクトできない(線や面にして表現できない)ことへの焦りのような、絶望感のようなものに襲われたのだった。でも、このイベントを見ていて、自分の中心にあるものに気づき、“ドットのつなげ方”というか、つなげるための方針が少し見えて、すうっと気が楽になったのだった。
その上で、今日の柿内さんのお話を聞いたのもあり、自分の中心にあるものを再定義することで、そこから広げていければ、「全部がバラバラ」「中途半端」という、私が度々苛まれる不毛な悩みとは少しお別れできるような感じがした。
何よりも、やっぱり私は人と会うことが大好きで、リアルでいろんな人と話す中で、自分が紹介したいと思うモノや人や、サービスやを、興味を持ってくれそうな人や何かが広がりそうな人に紹介していくことが非常に楽しい。そんなことに改めて気づかせてもらった今日の場には本当に感謝をしている。(素敵な人とまたたくさんつながれて、これがまた私の原動力となる!)
この動きを、PRというのか、営業というのか、はたまた“ひとり商社”とでもいうのか。正直自分としては何でもいいのだけど、少しでも「何をやっている人なのか」を、人に“伝わる”ように設計をしていくべく、自分の仕事を再定義してみようと思う。