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映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見た感想
この映画は、2005年に公開された昭和33年を舞台に描かれた人情ドラマ。
再放送もされているので、すでに見ている人も多いのではないでしょうか。
私は今回で3回目となりました。3回とも泣けました。再放送されたら、きっとまた見ます。
ネタバレになってしまうかもしれませんが、素敵なこの映画の感想を書こうと思います。
主な登場人物
堤真一(鈴木則文:鈴木オート社長)
薬師丸ひろ子(鈴木トモエ)
小清水一揮(鈴木一平)
吉岡秀隆(茶川竜之介)
須賀健太(古行淳之介)
小雪 (石崎ヒロミ)
堀北真紀(星野六子)
監督(山崎貴)
※2時間22分
あらすじ
舞台は昭和33年の戦後の日本。
東京の下町の夕日町3丁目に、鈴木オートを営む鈴木家のもとへ、青森から集団就職のため女学生の六子(ろくちゃん)がやってきます。
大会社に勤めるかもと期待していた六子は、下町の古い小さな鈴木オートを見てがっかりした様子。それでも仕事を一生懸命覚えようとしますが、修理道具の名前もわからない。
自動車修理の技術を身に付けていると思っていた則文は、六子に対して詐欺だと怒ります。しかし六子は自動車ではなく自転車修理が専門。聞く耳を持たない激昂した則文から逃げるため、お向かいの茶川家に駆け込みます。
六子のカバンや服などを窓から放り投げ大暴れした後、自分が勘違いしていたことに気付き、気まずいながらも六子に土下座して謝り丸く収まります。
よき妻であり優しい母のトモエと、やんちゃな小学4年生の一平と4人で暮らしながら家族の一員のように大切にされ過ごしていきます。
向かいに住む茶川は、ボサボサの頭に分厚いメガネをかけ則文から軽く投げ飛ばされるような頼りない男性。駄菓子屋と児童向けの冒険小説で食いつなぎながら小説家を目指している。
近所に居酒屋を営み始めた美しいヒロミのもとへ、淳之介という小学生が連れてこられます。その子はヒロミの友人の子。母親である友人が行方がわからなくなり残された淳之介を仕方なく引き取ることに。
困ったヒロミは文学崩れの「文学」と呼ばれ周りから馬鹿にされている茶川に淳之介をうまく押し付けます。そして時々二人の世話をしに行くうちに、茶川が時折り見せる愛情ある一面に、ヒロミもまた惹かれていく。
はじめは厄介者として淳之介を世話していた茶川。笑顔を見せず緊張しつづけていた淳之介が、茶川が自分の大好きな冒険小説の作者だとわかり興奮し尊敬のまなざしを向けるように。笑顔を見せ始め、茶川も淳之介が自分のファンだとわかってから悪い気はしなく、段々と打ち解けはじめる二人。
ある日押し入れの中に隠れていると、茶川とヒロミが母親の居所がわかりその話をしているのを聞いた淳之介。悩んでいるところを一平に促され母親のことを話します。そして一平の提案で内緒で2人だけで訪ねていくことに。
所持金は片道分の電車賃だけ。メモした住所を見つけ出すも、出てきた男性に「いない」と言われてしまう。帰りの電車代は母親が助けてくれると思っていた二人は帰ろうとするも電車に乗れない。
遅くなっても帰ってこない二人を心配しているところへ二人の姿が。どうやって帰ってきたのか。則文が息子の頬を叩こうする前に、茶川が先に淳之介を引っ叩く。心配ていた本当の親のように。
茶川とヒロミが2人になった時、ヒロミは冗談のように淳之介の母親になろうかなというセリフで指輪を買いに行く決心をする。しかし手持ちがなくケースしか買えなかった茶川。それでも意を決してヒロミにプロポーズする。
後日、初めて会う淳之介の父親が茶川の家に訪ねてくる。要件は、愛情からではなく妾の子でも血のつながった息子を自分の跡継ぎにするため(1話目ではそう見える)。その後茶川がとった行動は、そして淳之介は…
という、ストーリーです。
見どころ
普段息子に対し強い則文が六ちゃんに勘違いして暴れて謝らないといけない場面で、一平に目で促されて素直に謝るという親子の様子がほほえましい。普段は強気な父親でも、きちんと息子の意見を聞き入れるステキな父の姿が見られます。
則文の口は悪いけれど金銭に困った茶川に協力したり、六子を気遣う温かい人格が伺える場面。
鈴木家に新しいテレビがくるというので近所の人たちが大勢見に来くるという、今では見ることのできない地域の繋がりの様子。それが当たり前だった人達にとっては、きっと現代は全く変わってしまったように見えると思います。
なつかしい駄菓子屋や白黒テレビや電話などの製品、道路を走るレトロな車に昭和の街並みなど。私は昭和50年生まれなので、子どもの頃回転式の黒電話が家にあったので懐かしいです。
子どもたちが遊ぶ公園では、ドラえもんの公園のシーンに出てくるドラム缶?のような3つ重ねたコンクリートの筒が置いてありました。「これかぁ~」と。
茶川がヒロミに恋心を抱き結婚指輪を送ろうにもお金がなく、勇気を振り絞って中身のないケースを開けプロポーズする。それに対してヒロミがとった行動の、この場面でも泣けました。
淳之介の実の父親が引き取りに来たとき茶川は淳之介をどれだけ大切に思っているのかを自覚するところ。車から降り戻ってきた淳之介を、彼の将来を思い何度も押し倒し引き戻そうとするシーン。
やんちゃな一平に対するトモエの愛情ある躾や、六子に家族のように接する優しい様子。そして時々髪を逆立てて暴走する則文を、コメディっぽく引き留めるところとか(^^)
そして堀北真希さん演じる六ちゃんがかわいいんです!青森の方言と赤いほっぺ。
後で食べようととっておいたシュークリームが腐りかけていたため、トモエに捨てるように言われるも諦めきれず隠れて食べちゃって、お腹を壊すところとか。
そしてやはり一番のみどころは、人情味あふれる場面がたくさ出てくるところでしょうか。
上手く説明できませんでしたが、私にとってのお勧め映画のひとつです。テーマソングも良くて、聞くとジンジンきます。
まだ見てない方は、ぜひぜひ見てほしい。見終わった後は、きっと温かい気持ちになりますよ。
※この映画は2話、3話と続きます(^ ^)
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