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【映画レビュー】フェイス/オフ

昔の映画ってすごい。もう今はこんな映画作れないんだろうなぁって思わされた。

刑事とテロリストの戦いを描くアクション映画だが、ちょっとSFに近いような要素を含む(SFではないのだけど)。とにかくジョン・トラボルタとニコラス・ケイジがずっと戦っている様子を描いている。
まず、刑事と悪の組織の激しいアクションがすごい。昔のアクションってすごいなと思う。こんなめちゃくちゃな事はもう現代ではできないんだろうなと思う。とにかく色んな乗り物を使って大捕物を演じ、色んなものをぶっ壊しまくる。銃撃戦も派手だ。本物の爆破をしまくって、色んなものを木っ端微塵にする。お金がかかりまくっている。スタントを使っているのであろう危険なアクションもある。こんな危険なアクションは最近の映画ではできないんだろうなぁと思う。

ストーリーも、昔の映画らしいブッ飛んだ設定だ。現代ならこういう設定にはならないんだろうなぁという大胆さである。ただ、このブッ飛んだ設定をちゃんと生かした対立構造を作り上げているのがすごい。この対立構造のおかげでここまで刑事側がピンチに追い込まれているし、物語に複雑さが生まれている。しかも、複雑ではあるけど事情を知っている鑑賞者にはわかりやすいというのが良い。複雑になりすぎてややこしくてストーリーを追いきれないみたいな事が起こらない。

ジョン・トラボルタもニコラス・ケイジも、個人的にはイケメンと思わないけど、映画の中の二人はめちゃくちゃカッコいい。さすがの名優だなぁと思わされる。

『フェイス/オフ』 3.0

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