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マスクと陸上

 今日はお天気がよくてあったかかったので、歩いて買物に行った。

 行きはとても気持ちよく快適な散歩だったが、帰りは荷物がある上、上り坂になっている。さらに、気温もだいぶ上がってきた。現在の気温は18度である。そして、マスク。これがくせものである。「う…くるじい…」どんどん息は荒くなり、家に帰り着くと同時にマスクをはずして「ぷわ〜〜っ!」と深呼吸をする。

 「マスクがあるときついなあ」と思いながら、ふと息子達がまだ中学生で、陸上部に所属していた時のことを思い出した。陸上の強豪校の中には、いつもマスクをつけて練習しているところがあった。肺を鍛えるためということだった。それを聞いた私は、「あんたらもやってみたら?」と何度か勧めたこともあった。

 マスクが日常となり、つけた状態で長時間歩いたり労働したりということも多くなってきた今、私達はその時の強豪校の訓練を疑似体験することができる。そしてそれがいかにすごい練習であったのかがわかる。

 幸い息子達は私のアドバイスを完全に無視し、マスクを使った練習は行われなかった。賢い子ども達だ。

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