幸せについて考える
みなさん、日々どんな幸せを感じていますか?
自然を美しいと感じること。
子どもやパートナー、仲間との時間。
何かをやり遂げること。
全部幸せを感じることだけど、幸せの種類が違います。
やすらぎを感じる幸せ。
人とのつながりを感じる幸せ。
達成したり、ワクワクする幸せ。
どれも大切で、どれかに偏っても良くないし、大切な順番があると言います。
少し前、今進めていることが楽しくて楽しくて夢中になっていたとき、子どもから風邪をもらって、久しぶりに体調を崩したとともに、少し心がポカンとなりました。
そんな話を友人にしたら、この話をしてくれて、本を紹介してくれました。「精神科医が見つけた3つの幸福」
セロトニン、オキシトシン、ドーパミン、3つの脳内物質をもとにした幸福論が書かれています。
セロトニン=心身の健康、安心
オキシトシン=人やペットとのつながり
ドーパミン=成功、達成、勝負に勝つ
この順番がまた大切です。
ヨガ哲学、自己肯定感の学び、これまでの経験がリンクして、なるほど!ととても腑に落ちました。
誰もが知っているように、よく健康第一と言うけれど、脳内物質的にもそのとおりで、心身の健康=セロトニン的幸せが私たちの幸せの土台を作っています。
健康を害してしまっては何もできないですもんね。
その次にオキシトシン的幸せ。家族やコミュニティーのつながり。またはペットとのつながり。
孤独死や、老人の一人暮らしからの認知症、不登校などが問題になっていますが、人は人とのかかわりの中で生きているから、これが感じられなくなると、問題が出てくるんだと思います。動物セラピーもあるように、ペットがその役割をしてくれることもあります。
ドーパミン的幸せは、このふたつの安定した土台があってこそのもの。
いくら成功やお金を手に入れても、健康でなければ何もできないし、人とのつながりを感じられなければ空虚感を感じてしまうのはとても想像ができます。
だから、
・健康的な食事、十分な睡眠、適度な運動。
・「今ここ」で自然や人とのつながりを感じること、感謝すること
が大切なんだなって。成功や達成は未来にあるもので、”今ここ”にはないものです。
とても納得しませんか!?
あのときの私は、ドーパミン的幸せに偏りすぎていました。ドーパミン的幸せは、もっともっと!と次から次へと欲望が出てくる特性があるそうです。それに任せて進んでしまうと、セロトニンやオキシトシン的幸福を感じる時間が物理的に少なくなってしまう。楽しくてその時は気づかなかったけど、本当はもう少し家族の時間を作りたかった。リラックスの時間が必要だった。本当は質の良い睡眠を体が欲していた。そんなことに気づかされました。
日本人はドーパミン的幸せを追い求める傾向にあるそうです。燃え尽き症候群、なんて言葉もありますね。
学校でも職場でも求められる平均値が高くて、みんな頑張ってそこを目指していて。だからとても便利な暮らしになったし、世界的にもここまで大きく成長できたんだと思う。
頑張ること、平均値があがることも大切なことだけど、やっぱり何より大切なのは、心身の健康。そして、家族や人との関わりを大切にする時間。
北欧の国の幸福度が高いのは、仕事ばかりに偏らず、自然の中に出かけたり、家族や仲間との時間を大切にすることで、幸せ基盤がしっかり作れているからなんだろうな。と、行ったことはないけれど、読んだり聞いたりした話で思いました。
日本も良い方向に向かい始めていることを感じます。でも、まだまだ私のように、分かっていても突っ走ってしまう人もいると思います。
今回のお話、そんなこと知ってるよ!って思った人も多いかもしれません。でも、実生活でできていない人が多いから、色んな社会問題が起きているんだし、こうした本も書かれているんだと思います。
何度でも思い出すために、こうした、基本的だけどとても大切なことをリマインドしてくれる本がとてもありがたいです。
紹介してくれた友人にも感謝しています♡