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『THE MODEL』を読みました


半分お勉強・半分リフレッシュ


勉強期間も長くなり中だるみし始めたのか、いろいろ寄り道をしている自分を感じ、リフレッシュも兼ねて読書タイムを取ることにしました。
読書は元々好きで、小説、エッセイ、ビジネス本、漫画、等々、特にジャンルは絞らず読むタイプです。
文章を書くのも読むのも好きなのだと思います。

せっかくなので今後の糧になりそうな本を、と思い、「THE MODEL」を読んでみることに。
最近は図書館で本を借りていたのですがこの本は在庫がなく、無職主婦には中々の出費ですが、半分お勉強と考え購入しました。

「The Model」というのは、元々ふんわりしていた「営業」というお仕事をプロセス化したモデルについた名前のようです。
営業経験者の方なら皆さまご存じのようですね。
もちろん私は全く知りませんでした(笑)
「The Model」については私なんぞよりSalesforce社からのご説明の方が詳細でわかりやすいと思いますので、リンクを貼っておきます。

賛否両論はあるようですね。あまり意見が偏らないようにこちらも貼っておきます。
賛否両論というよりは、ちゃんと自社用にカスタマイズしましょうということのようです。その点は提唱者本人である著者も本書で「自分の会社にとっての『ザ・モデル』を創造することを目指してほしい」(引用:『はじめに』 P.20)と書かれていました。

以下、私の感想です。
ちなみに、営業に関する知識がゼロの人間の感想になりますので、頓珍漢なことを言わないように、「営業」というお仕事そのものに関する感想は全くないか、控えめになっています。

読書感想

「いち読書家」としての感想

ビジネス本の中でも「経営者の成功体験談」の類に分類されると思いますが、The Modelそのものの説明はロジカルでわかりやすくまとめて下さっていて、事前知識ゼロの私にもすんなり入ってくる内容でした。
私は開発畑で0と1ばかり眺めて生きてきたので、より「営業」というお仕事をふんわりしたものと思っていた節がありますが、これから接してゆくであろう「セールス」ということそのものについて、この本のおかげで本を読む前よりは具体的に感じられるようになったと思います。
著者がマネジメントの際も数値管理を得意としたとのことで、そんな著者の情報の可視化センスがこの理論にも表れたのだろうなと感じました。

以下の5部構成になっており、「The Model」の説明は主に2部・3部に記されています。

  1. アメリカで見た新しい営業のスタイル

  2. 分業から共業へ

  3. プロセス

  4. 3つの基本戦略

  5. 人材・組織・リーダーシップ

残りの部分は著者の経験談が主になるので、The Modelそのものに興味がある方には物足りないかもしれません。(Amazonレビューにも「1と5は蛇足」と感想を書かれていた方がいました)
そういう意味で、私の中で本書は純粋なビジネス本というよりは「成功体験談の紹介本」へ分類しました。
私は著者と会話するように本を読むタイプなので、著者の人となりがとても良く出ている文章で、興味深かったです。
堅苦しくない文章で全体的に読みやすく、ビジネス本のとっかかりとして新入社員やこれから働こうとしている学生さんにおすすめできる本ではないかなと思いました。

「Salesforceに飛び込もうとしている私」としての感想

自身の若い頃を少し思い出しました。
ド文系の私がひょんなことから行ったIT企業の説明会で初めて「IT」について知り(後になって思えば全然理解してませんでしたが)、自分の知らない世界にワクワクして飛び込むことにしたことを。

それ以降、私は開発畑を歩き続けたので、営業、セールスのことは正直全然わかりません(少なくとも現時点では)。
それだけに本書がとても面白かったです。初めて知ることばかりでした。
もう少し読み込んで、私の中の白紙の部分に、この本の内容を埋めていこうと思いました。
Sales Cloud(やService Cloud、Marketing Cloudも?)のベースにある理論だと思うので、それらのアプリの教科書としても読み込みたいと思います。

40代になってまた好奇心に負けて、私は知らない世界に飛び込もうとしています。
飛び込んだら向いてないかもしれません。向いてないかもと思って悩むかもしれません。
それでも、飛び込んで足掻いて悩んで一度は離れたのにも関わらず懲りずにIT業界に戻ることにしたように、Salesforceの世界が私にたくさんの経験を授けてくれるだろうなと感じさせてくれた本でした。

買って良かったです

既に本に付箋を貼り、赤線をつけたりしているので、とても図書館で借りた本では賄えませんでした(笑)
今の私にとっては購入の価値のある本でした。
たまには読書も良いものですね。

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