産後うつで苦しむあなたへ。
子供との関係を振り返っていたら過去のことを思い出したので、思いきって以前から書いてみたかったことを書こうと思います。
それは、産後うつでいま苦しむ方へのメッセージ。
私は、2015年と2018年に出産後、二度の産後うつになりました。
「振り返ればうつっぽかったんだよね〜」なんて軽いものではなく、病院に通って薬を飲んでなんとか生きていられるという、本気のヤツ。
周りは完母のひとばかりで当然わたしもと思っていましたが、服薬で母乳も諦めざるを得ませんでした。
「母乳?ミルク?」と聞かれるたびに自分がダメ母の烙印を押されているような気がして、また「産後うつで」と勇気を出して言っても、「あぁそれは大変だね…」と哀れみの目で見られるだけ。
私の味方はどこにもいない気がして、毎日泣いて泣いて自分を責めるだけの日々を過ごしていました。
自分が自分じゃないような気がして、
いつまで続くのか分からない終わりのないトンネルの中にいるような気持ちになって。
「子を死なせてはいけない」という緊張感から眠れなくなって、ご飯も食べられなくなって。
そんな辛い毎日を過ごしていませんか?
しんどいですよね。
本当に、辛い。しんどい。
これはなった人にしか、わからない辛さだと思います。
わたしはそんな日々を過ごしていたとき、藁をも掴む思いで「同じ体験をして、回復している人」の体験談やブログを探しまくりました。
でもこれって、実はいちばん病んでいるときは結構危険な行為で。
自分が心から共感できる!というものに出会えるならいいのですが、出会えず、逆に心をすり減らしてしまうこともあります。(経験済…!)
この人よりはマシ、と比べることも、
私はこれからこの人のようになってしまうのか…なんて過度に怯えることも、逆効果でしかありませんでした。
当時はそんなことにも気付かず、ただただ救いを求めてネットサーフィンをしていたのですが。
これから挙げる3人の方は、私が二度にわたる産後うつの中で心の拠り所になってくれた人たちです。
チキンなのでコメントなどをすることもできず、ただ私が一方的に慕って頼っているだけなのですが…😂
いつか直接感謝を伝えられたら、と思っています。
いま、苦しむあなたにも、きっと何か響くものがあるはず。
救いを求めてネットの海を泳ぎ続けるなら、まずこの方々のブログを読んでみてほしいです。
青柳ちかさん
パニック障害を抱えながら、2人の子供を育てていらっしゃる方です。産後うつも経験。
病気と付き合いながら、朗らかに明るく生きている姿に、何度も何度も勇気をもらいました。
とくに感銘をうけたのはこの記事。
冗談抜きで、100回は読んだと思います…!
「回復の1番の助けになったのは、家族でもヘルパーさんでも時間でもなく、薬でした。」
「産後うつ病になった人たちの気持ちは、多分なった人にしか分かりません。「産後つらかったんだ」という話は、多分ふつうに辛かったお母さんたちとは、共有できない、と思います。」
この言葉に、どれほど救われたか。
苦しいときも、この記事を読んで私だけじゃない。薬に助けられたっていい。ととても励まされた言葉でした。
仲エマさん
うつを抱えながら、2人の子供を育てていらっしゃいます。
一度働いてるときに調子を崩し、産後に再発。繰り返していることから、通院や最低限の服薬は続けながらも元気に過ごしている姿に、勇気をもらえます。
私の状況とも一番近い(と思っている)方なので、今なお心の支えにさせてもらっているし、目指す姿だなぁとも思っています。
漫画なので、とても読みやすいです。
苦しい思いをしても回復している姿を、現在進行形で見れること。貴重でありがたいなと思います。
龍たまこさん
産後うつの経験を経て、現在はシングルマザーで3人の子供を育てていらっしゃいます。
たまこさんは、本当に自分の内面の表現が上手で、「そう…本当にそれ!とてもわかる。泣」という共感できる場面がよく出てきます。
産後うつ以外の人でも、HSPの方や考えすぎる繊細さんには、刺さるんじゃないかなぁと思います。
わたしは2人目のときは不眠にかなり悩まされたので、たまこさんの不眠の記事に本当に首がもげるほど頷いて、救われました…!
何度転んでも、その都度立ち上がって。
なりたくないけど、転んだときは一つ新たな気付きを手にしていて。
私もこうやって生きていきたいなと思わせてくれる方です。
偉そうなことをつらつら言いましたが、わたしもまだまだ道の途中。
そこかしこにある石につまずきながら、転びながら、ゆっくり歩いています。
(今日も看病疲れで熱出して、何もできない不安症で無力な自分にたくさん泣きました…!苦笑)
自分だけじゃないと思える人が、一人でも増えますように。