無痛分娩が保険診療になる日は来るのか
先週、産科麻酔学会に出席してきました。
ここ数年で無痛分娩のニーズは飛躍的に増加し、
東京では25%以上の人が無痛分娩を選択しているそうです。
一方、地域によっては無痛分娩の提供体制が整わない地域もあり、
偏在が目立ちます。
地域ごとの無痛分娩の提供体制はこちらから確認できます。
全国無痛分娩施設検索 | JALA (jalasite.org)
無痛分娩を扱っている病院がなかったり
時間制限があったりして恩恵にあずかれない妊婦さんも多いでしょう。
近年、分娩が保険診療になるかどうかが噂になっています。
上記の学会でも、無痛分娩が保険診療になるかどうか、
それにどう備えるかを議論するセクションがありました。
この記事では、学会で得た情報と課題、考えたことをまとめました。
これから子供を産もうという方、
すでにお産を経験し、この国の状況をふりかえりたい方は
ぜひ読んでみてください。
一部内部情報を含むため、有料とさせていただきます。
また、なにかご意見やご質問がある方は
こちらの質問箱にどうぞ!
無痛分娩が保険診療になると、
不妊治療が保険診療になって起こったことと似たことが起こるでしょう。
つまり、
今までアクセスできなかった人が治療を受けられるようになる
その一方、
保険診療という枠で提供されるようになるため、制約が増え、
「保険診療の範囲」が明確に示される
※不妊治療でも、年齢により移植の回数に上限があります
では具体的な影響は、どのようなものになるのでしょうか?
保険診療になると何が変わる?
保険診療で起こることは、
患者が負担する費用が安くなる…だけではありません。
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