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ひろさちや著「お茶の間の仏教教室」から、法名、飛躍して私の終活へ

仏教雑誌『大法輪』に1987年から16回連載され、本になったものです。

あとがきに連載の趣旨が書かれています。

仏教は、人生において遭遇する一つ一つの問題を仏教的に解決しなさいと教えています。悟りを開いてのちに仏教的に生きるのではなしに、毎日毎日を仏教的に生きるのが、本当の仏教なのです。

おお茶の間仏教教室

羅針盤

わたしがこの本を読んで一番心に残った言葉は「羅針盤」

人生は大海原の航海です。
海図もなければ航路図もありません。
日本人はどうやら羅針盤を持っていないようです。
周りの船の進み方を見て、それに合わせて自分の船を進めているようです。
海の向こうに島影が見えます。あちこちの船が、その島を目指して進んでいく。船には羅針盤はついていません。スピード・メーターを見ながら、私たちはがむしゃらに走るのです。
でも島が近づくにつれて、その島がだんだん魅力がなくなります。
いま現在の状況は、日本人は全体として、あらゆる島影を見失ってしまったのではないでしょうか。
あらためて日本人は、羅針盤を持っていないことに愕然としています。

213・214・215頁 

バブル期の24時間戦えますか?の時代、そんなに急いでどこへ行く?時代
今は、急いでいないが相変わらず羅針盤はない。

わたしは、宗教というものは羅針盤だと思っています。

52頁

法名は心の名前、羅針盤

浄土真宗の教えでは、戒律はありません。全ての人は亡くなると阿弥陀の導きにより浄土に行くというのが浄土真宗の考え方です。そのため悟りを得るための修行や戒律の順守は重視されません。

阿弥陀が人々を浄土へ導く力は「法」と呼ばれ、阿弥陀の力に由来するとして「法名」と呼んでいます。「法名」はいわば、阿弥陀の教えを暮らしの中でよりどころとする証といえます。浄土真宗でも亡くなった後に法名を授かることは多いですが、本来は生前に授かるべきとされています。

BATON

在命中に法名を授けてもらえば、自分にふさわしく納得できる法名になり、さらには将来の人生における羅針盤も得られる有意義な行いだといえるでしょう。

BATON

本願寺に縁があったので、戒名を生前にいただけることは知っていました。
正式には「法名」と言うのですね。

忙しさに心を疎かにしないで、終末に向けて目指すところをまとめていかなくてはと思います。法名をいただければ、最高の終活かと思います。


※ 急に死んでしまうかもしれないので、世俗の準備もしておかなくては

私の終活、今のところ、ここから

私が先に死んだら、夫のマネジメント能力を期待できない。
夫の姉が夫を助けてくれると思うが、義姉は私より3歳上だ。

夫は金銭管理の能力はたぶん大丈夫。が、人付き合いは全く期待できない。
エンディングノートが必要だ。連絡先、葬式依頼先、葬式イメージ、遺影・お墓等々、夫が不得意な分野についてこれから急いで考えようと思う。
 樹木葬のような合同のもので、土に還りやすいのが希望。できれば宗旨は浄土真宗のお寺系で。
 家族葬でなくこじんまりとした個室で来てくださる方とお別れをしたい。
 作品展示会もしちゃおうかな。気にいった物を貰ってほしい。夫は価値(自慢です)を分からないので、どう処分されるか心配だ。寿命が見えたら気にいってくださるなら生きているうちにどんどん差し上げるつもりだが。

 いやあ、探すの大変です。

私は今72歳。母は73歳で亡くなっている。夫の母は90歳台。遺伝的寿命が違う。3歳も私が上だし。夫を残しそうだ。
もし私が残ったとしても子供がいない。あら、夫の意思も確認しなくては!
甥・姪が困らないようにする意味もある。

※ あれこれ、まとまらないじゃなく、とにかくまとめよう、変更OKだし



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