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2024年 温泉巡りを振り返る 印象に残った温泉10選

2024年もあともう少し。今年も我が湯巡りを振り返ります。2023年版はこちら↓

今年は仕事を辞めて時間が自由になり、六泊の湯巡り旅もしたのでたくさんの温泉に行けたかな?と思いきや、91湯と100湯いってませんでした。そして12湯が再訪。
なぜだろう?と振り返ってみると、今年は九州に行ってないんです。九州に行くとこれでもか!って温泉に入りまくってしまうので、入湯数が必然的に増えてしまうんですよね。

今年も訪問した順番で、紹介してゆきます。最初が1位で最後が10位と言う訳ではありません。

①長野 きそふくしま温泉 二本木の湯

日帰り施設。こちら再訪なんですが、改めて素晴らしいお湯だと実感しました。

炭酸の泡

珍しい炭酸泉です。シュワシュワで気泡とは違う、パチパチの炭酸の泡が弾けます。一度みなさんにパチパチ体験をしていただきたい!

湯口

②宮城 赤這温泉 阿部旅館

東鳴子にあるこちら。鳴子温泉郷には9種類の泉質があると言われていて、一つの施設で2種類の泉質があることは珍しくありません。
阿部旅館も二種類の自家源泉を保有。それぞれが個性的で、貸切で入れるのもポイント高い!

ナトリウム-炭酸水素塩•硫酸塩泉
湯口
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩•硫酸塩泉
湯口

泉質は二つ共似ているのですが、一つは含硫黄でふんわり硫黄の香りと湯の花が舞います。違いを楽しみましょう!

部屋の暖房は温泉の通ったパイプ。空気を汚さず、まさにエコ。私は素泊まりでしたが、食事も美味しいようなので、次回は食事付きで泊まりたいです。

部屋に温泉の通ったパイプ

③栃木 板室温泉 水清館

栃木は鬼怒川、那須塩原と有名温泉地がひしめきあっていますが「優しいお湯」といえばこちら板室温泉じゃないかな?

アルカリ性単純温泉

湯治の名湯って単純泉が多いのも頷けます。温めのお湯がドバドバ!タイル浴槽も良き。

湯口
露天風呂
湯口

ぬる湯なので長湯必至。優しいので湯あたりしません。(私はどんな湯でも湯あたりしないのですが。笑)
優しいのはお湯だけじゃなく、ご主人、女将さんも優しい。女将さんの手作りのお食事もとっても美味しいです。

④長野 白骨温泉 白船荘新宅旅館

こちら、私にしては珍しく大箱の高級旅館。こちらの足元湧出の温泉に入りたくて訪問。素晴らしい露天風呂もありました。

貸切の足元湧出温泉
湯口からの投入併用
貸切併設の露天風呂
湯口

露天風呂や大浴場の内湯も素晴らしかったです。
カルシウム•ナトリウム•マグネシウム-炭酸水素塩泉。硫黄臭もしますし、濁り湯なんですが、硫黄泉ではないんです。硫黄成分は入っていますが、規定量には達してないんですよね。硫黄泉なのに透明なお湯があったり、温泉の不思議。

内湯 大浴場 
湯口
露天風呂

木漏れ日の中の露天風呂は気分がいいですね。白い濁り湯もテンションが上がります!

湯口

⑤茨城 鹿の湯温泉 松屋

今年、茨城県の温泉旅館に初めて泊まりました。お湯はもちろん、レトロな浴室もとっても印象に残りました。

湯口

お湯は源泉15度の単純鉄冷鉱泉。沸かし湯と源泉まま併用です。鉄分が多く含まれているので、酸化してお湯が赤いのが特徴的。

レトロなタイル画とステンドグラス

浴室も素敵!エモすぎる。お食事もキンキの塩焼きなどシンプルで美味しいです。

⑥長野 小赤沢温泉 楽養館

日帰り施設。秋山郷に近いこちらへは開店直後に伺いました。その訳は…

カルシウムの膜

お湯を埋め尽くすカルシウムの膜を割るため。
パリパリの膜を割りながら体をお湯に沈めます。含鉄-ナトリウム•カルシウム-塩化物強塩泉という個性的なお湯。

湯口

ナトリウム56gの強塩泉でしょっぱいー。鉄分もありお湯が赤い。温まりの湯で、保温効果抜群です。

立派な湯小屋も素敵

⑦新潟 大沢山温泉 幽谷荘

こちらは以前、日帰りで訪問していてとてもいいお湯で気に入って今年、泊まりました。

アブラ臭のするトロトロのお湯はナトリウム-塩化物•炭酸水素塩泉。絶妙な温度でかけ流されていて浴感最高です。「美肌の湯」を肌で感じられる温泉。

こちら食事も美味しいのでぜひ泊まっていただきたい!⑥、⑦と共通の記事です。

⑧宮城 新鳴子温泉 まつばら山荘

日帰り施設。鳴子温泉郷の泉質の豊富さは②の阿部旅館で語りました。こちらの新鳴子温泉はあまり知られていないかと思います。私も初めて訪れました。
こちらは二種類の自家源泉がブレンドされています。

波打つ温泉
湯口A アルカリ性単純泉
湯口B ナトリウム-炭酸水素塩泉

38度の単純泉と58度のナトリウム-炭酸水素塩泉を合わせて湯温を調節してるんですね。両源泉共湯量が多く溢れ方が半端ない!

薄い茶褐色のモール泉
アルカリ性単純泉は飲料水で販売中。日帰り入浴するともらえます。

日帰りのみなのが残念。以前は宿泊もできたようです。

⑨青森 六戸温泉旅館

日帰り施設ですが、宿泊もできます。それも美味しい食事付き。

天井の高い浴室は青森特有です。青森は人口に対する温泉の数が日本一なんですよ。
そしてこちらは、源泉46度ナトリウム-塩化物泉と28度のアルカリ性単純泉の二種類が楽しめます。

ナトリウム-塩化物泉浴槽
湯口

新鮮なお湯がドバドバ掛け流されています。

小さなアルカリ単純泉の浴槽
湯口

28度の単純泉と46度(利用時は42度で適温)の塩化物泉の交互浴がおすすめ。地元マダムに二回ずつ入る様に指南されました。
これがクセになるほど気持ちいいんです!このお湯に何度も入れることを考えると泊まりが断然おすすめ!

⑩栃木 鬼怒川温泉 仁王尊プラザ

鬼怒川温泉はバブル期に建てられた大箱のホテルや旅館が多い。社員旅行全盛期にはさぞ賑わったであろう温泉街。今は廃墟だらけ。
そんな鬼怒川温泉にも素晴らしい温泉がありました!

まさにこれ

こちらには三箇所のお風呂があります。露天風呂が2箇所、内湯が一箇所になります。

露天風呂①

まずはこちらの露天風呂から。鬼怒川ライン下りの舟が浴槽です。風情がありますよね。下に鬼怒川が見えます。

湯口

源泉43.6度のアルカリ性単純硫黄泉。ふんわり硫黄の香りでツルツルの素晴らしいお湯です。舟の湯は一番ぬるく39度くらいでしょうか?長湯必至です。

露天風呂②

こちらもお湯は同じで、シャワーカランがあります。

内湯

内湯が一番熱いので、上がり湯に最適です。お湯は同じです。

湯口


以上です。    

今年も私の拙い温泉記事を読んでいただきありがとうございました!
来年も引き続き、ボロ、あ!違う、鄙びた温泉旅館や温泉施設をメインにみなさんにご紹介できればと思います。

ではではみなさま、よいお年をお迎え下さい。
新年がみなさまにとって素晴らしい年になりますように!

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